「オワリズム弁慶」とは? コロナ禍に最新VR音楽映画と新感覚ライブで活路を見出す MotionGalleryで資金調達へ

ライブハウスシーンで総合芸術を目指す大編成バンド「オワリズム弁慶」は、新しい表現活動として、2022年初旬公開に向けたVR音楽映画の制作を開始したことを発表した。

コロナ禍において、大編成が強みのバンドがその形態であるがゆえに活動休止を余儀なくされている現状を変えるべく、音響効果を用いたVR映像作品とその視聴体験を通して、音楽活動の可能性の拡張を目指す。また、それにともなうクラウドファンディングをMotionGalleryにて実施している。集まった資金は映画製作と上映会に当てられる。





大編成バンド「オワリズム弁慶」について

オワリズム弁慶は総勢30名以上のビッグバンド編成で鳴らす骨太なロック・ダンスビートを持ち味とした圧倒的な音の厚みとエネルギーに満ちたステージングを行うライブバンド。2009年東京にて結成。パフォーマンスは演奏に留まらず、ダンス/舞台美術/フードなど、オーディエンスを巻き込んだ空間づくりで独自の世界観を体現し、音楽を中心とした総合芸術的な表現活動を行う。


過去の単独公演は全てSOLD OUT、フェスやメディア(アフター6ジャンクション「LIVE&DIRECT大みそかスペシャル」等)への出演、招待公演による台湾ツアーを行うなど、ファンのみならず業界内外からの注目も高く、結成10周年を迎えた2020年はじめにはレーベルと契約し、全国流通盤を発売した。

オワリズム弁慶のライブパフォーマンスは、ステージと客席の垣根がなく、空間全体を巻き込んだ演出でオーディエンスと一緒にライブをつくり上げる。ステージ上のみならずライブの行われる空間自体を表現の場として、オーディエンスがいることで初めて完成するパフォーマンス。“密”になることで生みだされるグルーヴがこのバンドの本質でもある。

しかし、新型コロナウィルスの感染拡大に伴って、全ての公演は中止。多く決まっていた活動も白紙となった。そして、現在まで1年以上に渡って活動休止状態が続いている。




VR音楽映画という新しい試み

今回、VRによる音楽映画の上映を「ニューノーマルのライブ表現」と捉え、その制作と上映会、さらに配信リリースを行うことに決定。仮想現実においてライブ空間をつくり出し、新しい活動の場を自分たちで構築する。さらにライブハウスという実際の空間を活かした立体音響での上映を行うことで、オーディエンスの体験とリアルな場との繋がりをつくり、ライブハウスシーンを支える。


VR音楽映画の制作では実写/3DCGでパートを分け、各分野で活躍する20代〜30代前半の若い才能によって制作される。撮影にはプロフェッショナル向け360度3Dカメラ「Insta360 TITAN」を使用し、11Kの超高画質でライブを表現。仮想空間上に3DCGのステージを構築し、通常のライブ演出では不可能な表現にも挑戦する。ライブハウス・野外特設ステージ・仮想空間ステージなど様々なシチュエーションでパフォーマンスが行われる。

【撮影・制作の様子】
※撮影は換気・消毒を徹底し、感染対策を十分にとり、声出し音出し無しで行われている。










ゲストラッパーの紹介と応援コメント

MCバトルの大会・UMB2017全国優勝や『フリースタイルダンジョン』初代モンスターとしても知られるラッパーのDOTAMAさんと、架空のカートゥーン・バンドとしてメジャーデビュー、TVアニメ『池袋ウエストゲートパーク』の主題歌でも話題のINNOSENT in FORMALからぽおるすみすさん、それぞれに活躍するラッパー2名のゲスト出演が決定。実写とCGの虚実入り交じる仮想現実のライブ空間に登場、オワリズム弁慶楽曲のラップパートを本編書き下ろしのオリジナルリリックで担当し、メンバーとともにライブパフォーマンスを繰り広げる。


【応援コメント】

DOTAMAさん
オワリズム弁慶というバンドは神輿だ。
バンド自体が武蔵坊弁慶を中心とした祭りであり、
音楽で作られた神輿という神様の乗り物だと思う。

その神様とはグルーヴやメッセージ。
そんな神様を表現する楽曲を乗せた神輿の細工が今回、
VR音楽映画という類を見ないフォーマットになる。

アフターコロナの世界で生きる我々に、
オワリズム弁慶さんの圧倒的熱量がどんな希望、
感動を与えてくれるのか。とても楽しみです。

ぽおるすみす from INNOSENT in FORMALさん
2009年、夏。私は、東京タワーの展望台にいました。
望遠鏡に小銭を入れて覗き込んだ景色の丁度真ん中に巨大な「それ」は、いました。
2018年、春。私は、四ツ谷 outbreak にいました。
サングラス越しに観たステージの丁度真ん中に巨大な「それ」は、いました。
2021年、冬。私は、映画の世界にいました。
あなたが、覗き込んだVR世界の先に…「それ」と「狂乱」と共に…。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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