「焼肉の和民」が大型サイネージ付き配膳ロボット「Kettybot」の実証実験 配膳と下げ膳、案内にも使用

IoT・AIソリューション開発の株式会社SGSTは新型コロナウイルス対応として、飲食店、レジャー施設、医療機関向けにロボットによる非接触サービス化の展開を進めている。2021年9月14日、同社は国内に飲食店を展開するワタミ株式会社の「焼肉の和民」西武池袋東口店において、レストラン内の配膳・下げ膳・案内をメインとしてロボットの利用がサービスの向上に繋がるかどうかを検証するための実証実験を開始したことを発表した。


サービスロボット「Kettybot」実証実験中

KettybotはPudu Robotics社が開発した障害物回避能力や移動能力を有する最新型配膳ロボット。汎用性が高くコンパクトでありながら18.5インチの大型広告画像、3層構造のトレイ(最大負荷7Kg/トレイ)をもち、親しみやすいデザインでレストランにおける配膳と下げ膳を安全かつ正確に行う。


大型広告画面

ワタミは飲食業界における店舗運営の省人化オペレーションとして配膳ロボットの活用を採用し、Kettykotを活用してサービスのさらなる充実が実現できるかを検証する。ロボットを活用した「配膳・下げ膳」に加えて新たに「案内」もロボットに担当させることについて検証し、運用面での改善/調整に向けて協議していく。期間は2021年8月30日~9月21日。

【検証項目】
1.Kettybotを用いた飲食店舗省人化オペレーションの検証
2.Kettybotを利用した案内対応による非接触対応強化および業務効率化
3.設置店舗の新たなニーズ確認と要望に応じたカスタマイズ対応


実証実験 中間報告

8月30日~9月13日までの実証実験の状況について、ワタミ株式会社 マーケティング部部長 竹下慎一氏から以下のコメントが届いている。


実証実験において店舗スタッフの反応はどうだったでしょうか?
サイズも小ぶりで愛嬌のある目玉もあることからキャラクターが立っており、お客様・従業員ともにとても好意的に捉えていただけたと思っています。

コロナ感染リスク低減の観点で、人手による配膳・下げ膳の場合と比較してKettybotはどの程度効果があると考えられますか?
焼肉の和民では、特急レーンやロボットの活用を行い 既存業態と比較して大幅な「非接触」を実現しております。kettybotにおいても同様の期待において検討をしております。

Kettybotの広告ディスプレイに表示するコンテンツで効果的であると考えられるものは何でしょうか?
先ずは、ロボット自身が担っている作業の説明を視覚的にも表現できることが大切と考えます。今後は、季節メニューの訴求(おすすめ)などスタッフが日頃行っているホスピタリティを出してゆけるといいですね。

Kettybot採用によりどの業務で人件費をどの程度削減できると考えますか?
ホールの作業負担の軽減が見込めることで、シフトを“あと1人増やすかどうか”と悩む回数が減ると考えています。今後の機能発達により「人」の役割を担っていけることを期待しております。

Kettybot導入にあたり、求める性能や機能及び使用用途を教えてください。
言語能力の向上に期待します。熱い料理を配膳する場合に「熱いので気を付けてください」の一言が添えられるようになるといいですね。滞在時間や注文内容から自動で下げ膳に向うといったイメージで操作するスタッフの技術に影響せず自律して動いてくれるようになるとさらに省人化へ繋がると考えます。


SGSTのロボットソリューションについて

株式会社SGSTは新型コロナウイルス対応で疲弊する飲食店や医療機関スタッフの負荷軽減を目的として、AI搭載のロボットによる非接触サービス化を提案している。飲食店での配膳ロボットの活用で感染リスクの低減や人件費削減が期待できるだけでなく、医療機関における紫外線照射ロボットの活用で効率的な除菌作業を実現している。また、規模の大きい病院では、院内の案内係ロボットとしての活用も提案していく。

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山田 航也
山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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