住宅展示場の内覧でリモート接客が急増!ロボット接客の内覧申込件数は約3.3倍、受注件数の約36%に Casa robotics

ケイアイスター不動産株式会社のグループ会社である、Casa robotics株式会社は、2021年6月にリモートでの接客を行うための専門部署、ロボット部を設立。同部では、同社の規格型平屋注文住宅IKI(イキ)の販売において、無人内覧希望者にリモートでの接客を行っており、同希望者による2021年6月から9月の申込件数が、設立前の2月から5月の申込件数に比べて約3.3倍(ロボット部設立前後の4カ月間の無人内覧申込件数の比較)となったことを、同年10月5日に発表した。

新型コロナウイルスの影響が続く中、非対面であるリモート接客に対してのニーズも高く、現在も、同社のWebサイトからの来場予約のうち、約4割の利用者がリモート接客を希望している。今後、継続的に改善し、さらなる顧客体験の向上へとつなげていき、最終的に受注件数の約8割をリモート接客とすることを目指している。


【Casa robotics(カーザロボティクス)株式会社とは】
非接触型営業やVRでの内覧、インターネットやアプリなど新たな技術を活用した接客とマーケティングに力を入れるため、2020年11月に設立。様々なテクノロジーの活用によって店舗の運営コストを低減し、高品質·低価格な規格型注文住宅の提供を目指すと同時に、Ioやスマートロック·スマートシーリングライトなどの導入で、快適に過ごせる環境を提供している。


リモート接客を経た受注件数が上昇

2020年11月に設立したCasa roboticsは、現在、関東エリアに12カ所あるIKIのモデルルームすべてにリモート接客の可能なシステムを導入しており、2021年6月には、リモート接客を専門に行う部署であるロボット部を立上げた。同部は2021年8月の規格型平屋注文住宅IKI販売において、130組を超える内覧希望者にリモート接客を行なっており、この8月に契約した案件のうち約22%がリモート接客を経たものであるのに対して、9月は受注件数の約36%にまで上昇する等、具体的な成果へと結びついている。


▼【リモート接客の利点】(利用者の声より)

・隣に営業スタッフがいないので自分のペースでゆっくりと内覧できる
・対面だと、聞きたいことも聞けないことがある。(画面越しだと聞きやすい)
・気軽に内覧予約を申し込める
・対面ではないのでコロナ禍でも安心
・気を遣わず見学できるのが良い。対面だとお互い気を遣うため、疲れやすい。
・夫婦で話合いながら見学でき良かった。また、質問はモニター越しにできるのでストレスなく進められる。




リモートの接客の進化形!案内ロボット「ミレルン」の導入

130組を超える内覧希望者のうち、18組は熊谷展示場で5月に導入済みの案内ロボット「ミレルン」による接客を体験している。同接客は、人との接触を避けたプライベートな空間で本物の住宅を体験できる、ニューノーマルの時代に合ったまったく新しい住宅選びの体験を提供する。接客位置が固定されるTVやタブレットでの接客と異なり、ロボットがお客様に寄り添って間取りをくまなく案内してくれる。スタッフとのコミュニケーションを負担に感じてしまう人でも、ロボットである「ミレルン」を介することで気楽に、適度な距離感を保ったまま住宅選びを体験することが可能だ。なお、2021年10月より、展示場への「ミレルン」導入を増やして行く予定だ。

モデルハウス案内ロボット ミレルン特設ページ:https://www.casa-robo.ai/robo-milelun/

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ロボスタ編集部

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