マイクロソフトがAI DJ「HUMANOID DJ × 大塚 愛」スペシャルLIVE開催!LUCY w/(ルーシー)演出 10/14夕方

もしも、あなたの気分にぴったりな音楽をDJがミックスしてくれたら、エンターテインメントがもっと楽しく刺激的なものになるのではないか。クリエイティブカンパニーのネイキッドとエイベックスによる次世代を見据えた新たな音楽体験を生み出すプロジェクト「HUMANOID DJ project」はそんな希望を叶えてくれるかもしれない。

Microsoft Japan Digital Daysの最終日である10月14日(木)17時45分より「HUMANOID DJ」×「大塚 愛」さんのスペシャルliveが実施される。

「HUMANOID DJ」にはマイクロソフトの学習済みAI「Cognitive Services」が活用されている。
同オンラインライブや舞台裏はロボスタでも取り上げる予定だが、今回の記事では「HUMANOID DJ project」について紹介する。

「HUMANOID DJ」×「大塚 愛」special live


「HUMANOID DJ」プロジェクトについて

「HUMANOID DJ」は音楽を中心にエンターテイメントを提供してきたエイベックスと、クリエイティブカンパニーのネイキッドによる、次世代を見据えた新たな音楽体験を生み出していくプロジェクト。プロジェクトアーティストであるAI DJ「LUCY w/(ルーシー)」が会場にいるオーディエンスの表情から性別、年代や感情の起伏をリアルタイム解析し、解析情報にマッチしたDJプレイと映像演出を即興で創作する。

AI DJ「LUCY w/(ルーシー)」アーティスト写真

「HUMANOID DJ」は2019年に上海で開催したデジタルアート展「OCEAN BY NAKED 如海・空間」にて会場の94F展望台をジャックする一夜限りのパフォーマンスを披露し、世界デビューを果たした。また、日本国内でも、幕張メッセで開催されたXR音楽フェス「DIVE XR FESTIVAL」に参加。オーディエンスの感情起伏と音楽、照明や映像演出を連動させて空間を盛り上げる参加型ライブを実施した。

2020年1月30日から3月1日まで日本橋で開催された五感で楽しめる花の体感型アート展「FLOWERS BY NAKED 2020 −桜−」では、「HUMANOID DJ」と春の精霊に扮したダンサーたちのコラボレーションによって、歌と舞いで花を愛でるお花見の原型となった宴のスタイルをコンセプトに、この一瞬だけの特別なお花見を楽しめるライブパフォーマンス「LIVE BY HUMANOID DJ 花宴(はなのえん)」が披露され、多くのオーディエンスを盛り上げた。


「HUMANOID DJ」の大きな特長は、AI DJのルーシー(LUCY w/)がリアルタイム解析したオーディエンスの情報にマッチした音と映像をリアルタイム生成し、一度として同じものがないライブパフォーマンスを創り上げている点。ステージに設置されたカメラが、オーディエンスの年代や性別、そして感情の起伏など27種類の属性を読み取り、楽曲構成やプロジェクションマッピングの映像などの演出をコントロール。加えて、ダンサーの腕にもセンサーをつけることで、その場のオーディエンスの属性や気分だけでなく、ダンサーのパフォーマンスの動きとも連動した演出となった。

「FLOWERS BY NAKED 2020 ―桜―」

「HUMANOID DJ」にはマイクロソフトの学習済みAI「Cognitive Services」が活用されている。会場のオーディエンスの属性を読み取る場面では、顔や感情を認識するAI「Face API」を活用してデータ解析・数値化を行ったほか、ダンサーのセンサーによって検知したデータも数値化されて、「Azure IoT Hub」を介して音楽や映像をコントロールするシステムに送信されている。リアルタイムのデータ解析を音楽・映像のコントロールに活用することで、その場、その時間しか体験できない“唯一無二のパフォーマンス”を実現した。

会場のオーディエンスを「Face API」が解析し、感情の起伏などを読み取る

観客をAIが分析して曲と映像をプレイする「HUMANOID DJ」

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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