「CEATEC 2021 ONLINE」19日開幕 Society 5.0の総合展!テーマはカーボンニュートラル、5G、モビリティ、スマートシティ

国内最大級のオンライン展示会「CEATEC 2021 ONLINE」(シーテック 2021 オンライン)が明日から開催される。会期は2021年10月19日(火)~22日(金)。

従来は幕張メッセで開催されていたが、昨年はコロナ禍で完全オンライン開催へ移行、今回も同様に完全オンラインとなる。
参加企業は昨年と比較すると微減の314社/団体(昨年実績は356)。うち新規出店社は128社。なお、海外からは20ヶ国(地域) 85社。
また、今回は会期終了後もアーカイブとして11月30日までオンデマンド公開が継続される。



「Society 5.0の実現」に向けた4つの重点テーマ

デジタル家電見本市として2000年からはじまった「CEATEC」は、2016年に「脱・家電見本市」を宣言、「IoT」と「共創」で未来の社会や暮らしを描く「Society 5.0の総合展」へと大きく生まれ変わった。昨年のオンライン来場は15万人(登録者数は10万人弱)、今回も15万人を予定し、「Society 5.0の実現」に向けた重点テーマとして「カーボンニュートラル」「5G」「モビリティ」「スーパーシティ/スマートシティ」を掲げている。


また、今年から主催がJEITA(電子情報技術産業協会)となった。

報道関係者に向けて「CEATEC 2021 ONLINE」の概要を説明する CEATEC エグゼクティブプロデューサーの鹿野清氏

既に「CEATEC 2021 ONLINE」では、プレイベント、オープニングイベントの公開がはじまっている


「展示会場」と「コンファレンス会場」

本会場として「展示会場」と「コンファレンス会場」が用意されている。

左が「コンファレンス会場」、右が「展示会場」。過去の幕張メッセ会場に近づけるため、奥行き感のあるデザインを採用した

「展示会場」は3つの展示エリアで構成される。企業エリア、Society 5.0エリア、Co-Creation PARKで、後者2つはテーマエリアとなっている。

画面中央右に3つのエリアの入口が見える。左からSociety 5.0エリア、企業エリア、Co-Creation PARKエリア

各社の展示が行われている「企業エリア」は、プレミアム/スタンダード/ベーシックのランクに分かれている。一般的な例として展示ブースは企業PRの動画、展示ブースとのビデオチャット、製品紹介等で構成されている。各社ブースの製品数は異なり、プレミアムは10製品などランクによっても基本の展示製品数が変わってくる。

「企業エリア」に入った例 (注:開幕前時点の画面例 すべて)

シャープの展示エリアの例

また、ユーザーが展示会場を回りやすいように、企業名の一覧を見たり、キーワードで企業検索が可能となっている。例えば「5G」で検索すると、通信関連の企業が一覧表示される。


また、「混雑状況」も表示され、どこが混んでいるかを確認できる。


134のコンファレンス

ニューノーマルやデジタルトランスフォーメーション(DX)、重点テーマの講演やパネルディスカッションなど、昨年からは大幅増となる134のコンファレンスが予定され、会期4日間にわたって配信される(2020年は81)。


「Society 5.0」が実現するこれからの社会や暮らし、最新のテクノロジーを「見て」「聴いて」「感じて」「考えて」世界中の人々に提供し、出展者・来場者と共に、未来に向けた新たな共創を生み出すことを目指す。

コンファレンスの一覧画面




CEATEC AWARD 2021を発表

開幕に先立ち、CEATEC AWARD 2021、総務大臣賞・経済産業大臣賞・部門賞を発表した。
「CEATEC AWARD 2021」はCPS/IoTによるSociety 5.0の実現を促し、新たな価値と市場の創造・発展に貢献、関係する産業の活性化に寄与することを目的として実施するもので、CEATEC AWARD 2021審査委員会が選考した。


総務大臣賞

NECが目指す未来のまち ~スーパーシティ~
(The Smart Cities NEC Aims To Create: Super Cities)
NEC(出展エリア:企業エリア)


「NEC都市OS」はスーパーシティ・スマートシティ向けのデータ連携基盤として活用する基盤ソフトウェア「FIWARE(ファイウェア)」やNEC独自のAI・生体認証技術などのアセットを組み合わせ、自治体が保有するデータをはじめとしたさまざまなデータと住民に提供する行政サービスなどの効率的な連携を実現するサービス群を体系化することで、人々が安心して活き活きと暮らし続けられるまちへの進化に貢献する。


経済産業大臣賞

フィルム型ペロブスカイト太陽電池
(Film-Based Perovskite Photovoltaic Module)
株式会社東芝(出展エリア:企業エリア)


日本での再生エネルギーの主電源化にむけて、太陽電池の設置場所の不足という課題がある。フィルム型ペロブスカイト太陽電池は軽量薄型、フレキシブル性を特徴とし、シリコン太陽電池の設置が困難だった都市部などの多様な場所への大幅な利用拡大を可能とする。独自の成膜方法を開発し、フィルム型大面積ペロブスカイト太陽電池モジュールとして世界最高のエネルギー変換効率の15.1%を達成し、実用化に大きく前進した。


部門賞

部門賞のグランプリはNECと東芝がダブル受賞。その他、SoundUD 推進コンソーシアムが受賞した。

■ 1)Society 5.0 時代の新たな社会インフラカテゴリー

A 部門:カーボンニュートラル部門賞
グランプリ
フィルム型ペロブスカイト太陽電池
(Film-Based Perovskite Photovoltaic Module)
株式会社東芝(出展エリア:企業エリア)
※経済産業大臣賞と同時授賞

準グランプリ
潮流発電システムで海の様々なデータを見える化 エナジーハーベスト型スマートブイ
(Visualization of various sea conditions with a tidal current power generation system
Energy Harvesting Smart Buoy)
京セラ株式会社(出展エリア:企業エリア)



B 部門:スーパーシティ/スマートシティ部門賞

グランプリ
NEC が目指す未来のまち ~スーパーシティ~
(The Smart Cities NEC Aims To Create: Super Cities)
NEC(出展エリア:企業エリア)

準グランプリ
ソフトバンク「Smart City Platform」
(SoftBank Corp. “Smart City Platform”)
ソフトバンク株式会社(出展エリア:企業エリア)

C 部門:デジタルトランスフォーメーション(DX)部門賞

グランプリ
リモート応援システム「Remote Cheerer powered by SoundUD」
(Remote Cheerer powered by SoundUD)
SoundUD 推進コンソーシアム(出展エリア:Socirty 5.0 エリア)

準グランプリ
独自の物体認識 AI 技術を搭載した、画像認識型「スマート無人レジシステム」
(Smart Checkout System(Equipped with Kyocera’s AI object recognition technology))
京セラ株式会社(出展エリア:企業エリア)

■ 2)オープンカテゴリー

D 部門:ソリューション部門賞
グランプリ
Non-Terrestrial Network 構想 グローバルに展開する宇宙・成層圏通信
(SoftBank Corp. to Promote Non-Terrestrial Network Solutions that Provide Connectivity
from Space and the Stratosphere.)
ソフトバンク株式会社(出展エリア:企業エリア)

準グランプリ
東芝の量子暗号通信で安全なオンライン社会を実現
(Toshiba’s QKD creates a secure online society)
東芝デジタルソリューションズ株式会社(出展エリア:企業エリア)

E 部門:要素技術・デバイス部門賞
グランプリ
「健聴力」で、あなたと世界をつなぐ。メディカルリスニングプラグ
(”Healthy hearing” connects you and the world. Medical Listening Plug)
シャープ株式会社(出展エリア:企業エリア)

準グランプリ
VENUE:地磁気による屋内測位が働き方を変える
(VENUE: Geomagnetic indoor positioning solution will changes the way we work)
TDK 株式会社(出展エリア:企業エリア)

F 部門:スタートアップ&ユニバーシティ部門
グランプリ
極軽量/省電力エッジ AI アルゴリズム MST(Memory Saving Tree)
(Memory Saving and Low-power Edge AI Algorithm called MST)
株式会社エイシング(出展エリア:Co-Creation PARK)

準グランプリ
『Marine Drone(純国産水上ドローン)』- 水上作業の自動化、デジタル化 –
(”Marine Drone(Purely domestic products Water drone)” – Automation and Digitization
for Work on the water – )
炎重工株式会社(出展エリア:Co-Creation PARK)


CEATEC 2021 ONLINE 開催規模

出展申込者数 : 314社/団体(2020年実績:356社/団体)
新規出展者数 : 128社/団体、新規出展者率 41%
スタートアップ/大学研究機関出展者数 : 115社/団体
海外出展者数 : 20か国/地域より 85社/団体(2020年実績:71社/団体)
【 CEATEC 2021 ONLINE 公式サイト: https://www.ceatec.com/

名   称 : CEATEC 2021 ONLINE(シーテック 2021 オンライン)
会   期 : 2021年10月19日(火)~22日(金)
会   場 : オンライン(https://www.ceatec.com/
入   場 : 無料(全来場者登録入場制)
テ ー マ : つながる社会、共創する未来
スローガン : CEATEC – Toward Society 5.0 with the New Normal
      (ニューノーマル社会と共に歩むCEATEC)
主   催 : 一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)
共   催 : 一般社団法人情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)
       一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ)

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神崎 洋治
神崎 洋治

神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。

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