家具とロボットがひとつになった『ロボ家具』とは? 大川市がWEB動画を放映開始

“職人MADE”を掲げる大川市は2017年に話題となった『ネコ家具』など、常に木工、家具産業の振興につなげる施策を行なってきた。コロナ禍によりリモートワークが増え、家具が担う役割は変化の時期を迎えている。
大川市は家具とロボットがひとつになった『ロボ家具』WEB動画の放映を2022年1月12日より開始することを発表した。


自分で動く、止まる、まわる不思議な家具『ロボ家具』

『ロボ家具』とは、大川市の木工家具メーカー株式会社 丸庄と福岡市のロボットメーカー株式会社 匠によりつくりあげた自分で動く家具。家具とロボットがひとつになった家具を『ロボ家具』と名付け、特別なソファをデザイン、製作された。未来の社会の在り方、変りゆく生活スタイルを鑑みて「家具のある新しい暮らしの豊かさ」のコンセプトのもと、「家具が提示することのできる新しい価値とは何か?」を考え、誕生したのが、自分で動く、止まる、まわる、不思議な家具『ロボ家具』。


家具が動くことで、模様替えが楽になったり、子どもの遊び道具になったり、お年寄りの移動サポートになったりと、家具に新しい役割や価値が生まれる。単なるモノではなく「暮らしのパートナーとして存在する家具」というちょっと未来の家具の形を具現化した。なお、『ロボ家具』は非売品。


『ロボ家具』WEB動画(15秒) 

『ロボ家具』WEB動画(61秒)

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Twitterアカウント名:【ロボ家具】職人MADE大川家具 By 大川市
Twitterユーザー名:@OkawaFurniture


『ロボ家具』の詳細と職人インタビュー

『ロボ家具』はソファにロボットが内蔵されたもの。ソファを製作したのは1945年創業の株式会社丸庄。無垢の木の節や入り皮を活かしたデザインが特徴的で、婚礼家具や高級家具から時代の流れライフスタイルの変化に伴い顧客の要望に応え、心地よさにこだわった職人技術とデザインの家具を製作している。『ロボ家具』に使用したソファは特別にデザインし、製作したもので、座り心地と全体の見た目にこだわっている。ロボットを内臓するスペースはなるべく小さくし座面のクッション性の邪魔をしないよう設計。全体の見た目はロボットを覆い隠すだけではなく幕板をミリ単位で調整しているという。


使用されたロボットは株式会社匠の『TiTra G』シリーズ。同シリーズは自律型搬送型のロボットで搬送対象物の下に待機、ロボット中心部分がリフトアップし、対象物を持ち上げ搬送を行うことが可能。国産初の自動搬送ロボットとして2020年6月に登場した。


なお、以下の特設サイトでは職人インタビューや『ロボ家具』の詳細について紹介されている。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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