NFT広告に取り組むBridges, Inc.と仮想通貨メディア「CoinPost」を運用する株式会社CoinPostは、NTTドコモと電通グループが共同出資する株式会社LIVE BOARD、株式会社電通と協力し、ブロックチェーン技術を活用して、屋外広告枠を販売する実証実験を実施することを発表した。
実証実験ではLIVE BOARDの保有する表参道の青山ストリートビルボード(港区南青山3-8-40)へ掲載する屋外広告枠の販売にNFT(Non Fungible Token、非代替性トークン)を活用、電通と共同で日本市場での可能性を検証していく。
実証実験の背景
韓国では人気アイドルグループ「BTS」のメンバーが誕生日を迎えると、それを祝うためにファンがデジタルサイネージへの出稿権利を集団で購入する様子がTwitterなどで見られる。ファンが広告を出すことは「応援広告」という名前で世の中に浸透しつつあり、これは特にNFTアート領域でも同様に見られ、米国を中心にNFTをデジタルサイネージに掲載する事例が出てきている。NFTを購入・保有するコレクター達の間には、野外の大型ディスプレイに自身が保有するNFTを表示する事例が生まれつつある。
日本においても、NFTを掲載可能な面として個人でも出稿可能で印象的な面をKaleidoで提供していければと考えている。また、CoinPostでは、2021年11月からはNFTを活用した事業の立ち上げ・立案をサポートする「NFT相談窓口」事業を展開し、様々な日本企業のNFT活用を支援している。
実証実験の流れ
今回の実証実験では、広告用NFTマーケットプレイス「Kaleido」(カレイド)を利用する。広告枠の販売は1月17日(月)から1月23日(日)までの7日間で実施。この期間中、表参道 青山ストリートビルボードの屋外広告枠に広告を表示したい企業や個人など全ての方から応募(入札)を受け付ける。購入には仮想通貨MATICと掲載したい広告内容のアップロードが必要。
屋外広告の掲載側で審査を実施し、屋外広告に掲載する画像および動画を決定。審査を通過した広告は2月7日(月)から3月6日(月)の約4週間掲載される。なお、通常の販売価格よりも落札価格が上回った場合、その差額は非営利団体などに寄付される予定。寄付先は決定次第、プレスリリースなどを通じて公表される。
【実証実験 概要】
実施名称 | 屋外広告枠をNFT化し販売する実証実験 |
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広告入札受付期間 | 1月17日(月)から1月23日(日)までの7日間 |
広告掲載期間 | 2022年2月7日(月)~2022年3月6日(日)の約4週間 広告ムービーはランダムに配信される。デジタルサイネージでの投影は7時~24時。また各地の緊急事態宣言により、放映時間が異なる場合がある。なお、応募のあったすべての画像および動画を表示できるわけではない。また、審査の結果、入札終了期間後も掲載枠の募集継続をする、または掲載枠が確定しない場合もある。 |
対象媒体 | 媒体名:表参道 青山ストリートビルボード 住所:東京都港区南青山3-8-40 サイズ:H4,160×W7,040mm 媒体面:https://service.liveboard.co.jp/screen/tokyo |
広告販売ページ | 青山ストリートビルボード広告掲載(4週間:2022年2月7日~3月6日) https://kaleidodao.org/adts/57785635551252053506195983879295 青山ストリートビルボード広告掲載#2(4週間:2022年2月7日~3月6日) |
Kaleidoについて | KaleidoはNFT化された広告枠の出品・入稿・審査・売買を行うためのNFTマーケットプレイス。今回の実証実験に向けて、Bridges, Inc.が中心となりβ版を開発。Kaleido上の広告枠取引における金銭のやり取りはすべてスマートコントラクト上で行われ、メディアの審査が完了した広告内容が自動的に設定された枠に表示される仕組みになっている。 Kaleidoリンク:https://kaleidodao.org/ |
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。