ドコモ 簡単操作で自作できるXRの編集/投影ソリューション発売 5GでXRコンテンツを安定して伝送 DataMesh

株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)はDataMesh株式会社が提供する「DataMesh Director」を「5G」に対応したパートナーソリューションとして、2022年1月31日(月)から法人向けに販売開始することを発表した。なお、同ソリューションはドコモの5Gソリューション創出コンテスト「docomo 5G DX AWARDS 2021」の最優秀賞に選出されている。


XRの編集・投影ソリューション「DataMesh Director」

同ソリューションの最大の特長は現実空間に投影するXRコンテンツをPowerPointを編集する要領で容易に作成でき、ワンクリックで投影が可能となる点。これまで導入障壁となっていた高度なプログラミングの技術を採用することによるコストの増加や実装期間の長期化といった懸念が解消されることで、自社内における定常的な運用が可能になる。

DataMesh Directorで構築したXRコンテンツを実際の建造物に重ね合わせ、進捗確認をする様子(「SAGA サンライズパークアリーナ新築工事」での実証実験の様子)

同ソリューションの具体的な導入効果の例としては、建設業の施工管理の効率化・コスト削減が挙げられる。設計図などの紙媒体で確認していた複雑な作業工程が、現実空間に立体的に表示し視認できるトピックスようになることで、関係者全員の作業手順の共通理解が加速し、さらに手戻り・ミスを防止することで業務全体に要する時間を今までより約6~7割短縮できた事例もあるという。

また、ドコモから同ソリューションを提供するに当たり、5Gと組み合わせて提供することも可能となる。5Gの特長である「高速・大容量通信」により、タブレットやスマートグラスなどへ XRコンテンツを安定して伝送できるため、外出先や作業現場においても関係者の共通理解を醸成することができる。



「DataMesh Director」を利用したコンテンツ制作フロー

以下の1~4の流れで簡単にXRコンテンツを制作することが可能。

1.3Dデータのアップロード
XRコンテンツを制作するために必要なデータ(3D CADや動画、画像など)をDataMeshが管理するクラウドサーバーへアップロードする。

2.データおよびアカウント管理
Webブラウザからユーザー管理ポータルサイトにアクセスすることで、3Dデータ、2Dデータ(画像、動画)、3Dシナリオを確認する。

3.XRコンテンツの編集
編集アプリを用いてPowerPointを編集する要領でXRコンテンツを制作する。

4.XRコンテンツの投影(再生)
作成したXRコンテンツをタブレットやスマートグラスなどに対応したビューワーアプリで閲覧することが可能。

「DataMesh Director」を利用したコンテンツ制作フローのイメージ
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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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