株式会社ティファナ・ドットコムは2022年2月1日(火)より人工知能(AI)接客システム「AIさくらさん」を栃木県那須塩原市役所に導入開始したことを発表した。
AIさくらさん導入の背景
現在、日本国内の自治体・官公庁職員の人手不足は深刻な状況といわれている。那須塩原市でも少ない人数で多岐にわたる業務を担うことが多い状態にある。そこで、那須塩原市では人手不足の解消と業務効率化を図るため、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」を進めている。今回その取り組みの一環として、市役所庁内の案内役としてAIさくらさんが導入されることとなった。
「AIさくらさん」は業務負担を大幅に軽減・企業のDX推進をサポートし、業務自動化(RPA)やデジタル化、非対面でのリモート接客を実現する人工知能(AI)接客システム。ヘルプデスクをはじめ、駅や商業施設や受付等、多く導入されている。AIリモート接客に限らず、テレワークサポート、サイトの改善提案等の幅広いシーンで活躍している。
那須原市役所でAIさくらさんが対応する業務
AIさくらさんは市民に安心して利用してもらえるよう、非接触対応、音声認識により対面不要で那須塩原市庁舎内を案内。また、非接触型デジタルサイネージ「AIさくらさん」は、多言語[日本語、英語、中国語(繁・簡)、韓国語]にも対応し、那須塩原市に在住の外国人の案内も行う。
市役所職員は少ない人数の中で多様化する市民のニーズに応えるべく仕事を行っている。窓口の一次対応をAIさくらさんが行うことで、市役所の職員は市民サービスの向上につながる仕事に多くの時間をかけることができる。
那須塩原市役所はAIの導入により、庁舎内の行き先案内を自動化し、市民サービスの向上と職員の負担軽減を図り、市役所の存在目的である「市民が安心して快適に暮らせるまちづくり」を目指す。ティファナ・ドットコムは今回の導入を通じて那須塩原市役所のDX推進をサポートし、今後もより実用に即したAIの開発を行い、社会に貢献していくとしている。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。