宮城教育大学×アーテック STEAM授業の実践例をまとめた『STEAM教育 ―はじめの一歩―』を無料配信

幼稚園・保育園及び小学校・中学校・高校教材の総合メーカー株式会社アーテックは、若年層の探究学習推進を目的に、国立大学法人宮城教育大学安藤明伸教授との共同研究で行ったSTEAM授業の実践例をまとめた『STEAM教育 ―はじめの一歩―』の無料配信を2022年1月31日より開始したことを発表した。


STEAM授業の実践例をまとめた『STEAM教育 ―はじめの一歩―』

『STEAM教育 ―はじめの一歩―』はSTEAM教育という新しいテーマを子どもたちの教育に広く役立てたいという思いから、安藤明伸教授の監修のもと同大学附属小学校・中学校や仙台市内の学校で2018年以来3年間で実践されたSTEAM教育に関連する授業内容をまとめたもの。授業の指導案や授業で使用されたプログラムなどのほか、小学校や中学校の各単元に対応した事例や機材の対応表を全72ページで紹介している。

STEAM教育はScience(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts(人文社会・芸術)、Mathematics(数学)の頭文字をとった、教科横断的な探究学習。近年世界的に注目され、日本でも文部科学省を中心に推進されている。令和元年度より進められている「GIGAスクール構想」においても、児童生徒一人一台端末を活用したSTEAM教育の実現を目的としている。

同書ではSTEAMを取り入れた授業にはじめて取り組む先生方に寄り添い、内容的にも授業時間的にも既存教科の枠の中で実現可能な「STEAM教育的な授業」の実践事例を紹介している。また、プログラミング教材「アーテックロボ」やデジタルデータ計測教材「アーテックロガー」の各センサーと、小・中学校理科の単元との対応表や授業テーマごとの作例も掲載している。

「アーテックロボ2.0」による起震装置(小学校「理科」)

「アーテックロボ1.0」による信号機(小学校「総合的な学習の時間」)

「アーテックロガー」による水温の計測(小・中学校「理科」)


『STEAM教育 ―はじめの一歩―』目次

第0章 STEAM 教育ってなに?
第1章 風車をまわしてエネルギーをつくろう
第2章 きれいな水ってどんな水?
第3章 地震に強いタワーを建てよう
第4章 「アーテックロガー」「アーテックロボ」活用アイデア集
巻末対談 安藤明伸 氏(宮城教育大学教授)×三宅丈夫 氏(本誌編集長)
「STEAM教育はどこに行くのか ―編集後記に変えて―」

■監修者・著者プロフィール
研究指導・監修:安藤 明伸 氏
宮城教育大学教科教育学域(技術科教育)教授。情報活用能力育成機構副機構長。中央教育審議会情報ワーキンググループ委員、文部科学省プログラミングに関する調査委員会委員、文部科学省ICT活用教育アドバイザー、文部科学省小学校プログラミング教育の手引作成協力委員他、プログラミング教育の手引、教育の情報化に関する手引、中学校技術の学習指導要領執筆。

編集長:三宅 丈夫 氏
株式会社アーテック教育ネットワーク推進事業主幹。旧学習研究社時代に科学雑誌「6年の科学」編集長。以降、学研グループ内で教育ICT事業部長、「学研教室」教務部長等を歴任。2018 年より現職。大学等との共同研究を担当。

ABOUT THE AUTHOR / 

山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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