「BLΛNDE 研究学園店」に自律型協働ロボット『PEER』導入 食品宅配サービスの商品ピックアップ業務を支援

GROUND株式会社は2022年2月17日(木)に新規開店するユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスグループの事業会社、株式会社カスミの新業態店舗「BLΛNDE(ブランデ)研究学園店」へ自律型協働ロボット『PEER(ピア)』を追加導入することを発表した。

『PEER』はU.S.M.Hのスマホ決済サービス「Scan&Go Ignica(イグニカ)」におけるオンラインデリバリーサービスでの顧客体験のさらなる向上を実現するため、店内における商品ピッキング業務の効率化を支援し、食品宅配サービスに加えて非接触型店頭受取サービスの利用拡大に貢献する。


食品宅配サービスの商品ピックアップ業務を支援 

GROUNDは2022年1月28日に新規開店したカスミの「BLΛNDEつくば並木店」において、国内初事例となる食品宅配サービスのピッキング作業支援を目的に自律型協働ロボットを導入した。

今回、『PEER』はカスミの新業態店舗「BLΛNDE」において2店舗連続で採用されることとなり、同社が検討を進めているマイクロフルフィルメントセンターの実現に向けたデジタルトランスフォーメーション(DX)の一端を担う。『PEER』は両店舗で働く従業員の商品ピッキング支援を行うとともに、店内を自律走行し、ピッキングされた商品を搬送する。

「BLΛNDE研究学園店」で実稼働する自律型協働ロボット『PEER』

「BLΛNDEつくば並木店」および「BLΛNDE研究学園店」はカスミが提案する新たなスーパーマーケットのカタチを体現した新業態店舗。「人」「食」「生活」「文化」が商品・サービスを通じて交じり合う店づくりを目指し、他店にはないコンセプトや特長を有した店舗設計が行われいる。GROUNDはカスミが目指す「人」「食」「生活」「文化」が商品・サービスを通じて交じり合う店づくりをDXの推進により、支援する。



■『PEER』導入の概要

導入ロボット 自律型協働ロボット『PEER』
導入日 2022年2月16日(水) ※店舗プレオープン日
導入場所 「BLΛNDE研究学園店」
茨城県つくば市研究学園三丁目23番3号
導入用途 スマホ決済サービス 「Scan&Go Ignica」におけるオンラインデリバリーサービスの店内での商品ピッキング作業を支援することにより、「BLΛNDE研究学園店」で働く従業員の業務スマート化および省人化を実現するため。
広さ 1,997㎡(売場面積)


『PEER』提供の背景

日本では、少子高齢化の加速に伴い、2010年から2060年までの50年間における生産年齢人口の半減が予想され、慢性的な人手不足が大きな課題とされている。特に食品スーパーをはじめとする地域密着型の小売業では、店舗近隣に居住する人々による労働力へ依存する傾向があり、店舗内業務の高度化・複雑化に伴い、従業員一人あたりの生産性向上が急務となっている。

GROUNDの自律型協働ロボット『PEER』は、ロボットと人が協働でピッキング作業を行うことで省人化を図れるよう設計・開発されており、食品スーパーで働く従業員にとっても扱いやすく、業務の生産性向上が期待できる。

■『PEER』の特長と導入メリット
1.タブレット端末によるユーザーインターフェイスにより、作業者のピッキング効率の向上、人為的ミスの低減、わずかなトレーニング時間での作業習熟を実現する。

2.先端のSLAM技術がカメラおよびLiDARからの情報を融合させ、リアルタイムにロボット自身が位置情報を取得し、人と協働しながら作業支援を行うことが可能。さらに、経路情報を設定することなく自律走行できるため、経路上の障害物を回避した最適な経路を選定する。

3.施設内の作業オペレーションやレイアウトの大幅な変更をすることなく、スピーディーな導入が可能。

4.ニーズや波動に合わせて、フレキシブルにPEERの台数を増減できる。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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