AIロボット「Cruzr」が秩父の特産品や地域の魅力を発信 秩父地場産センター「じばさん商店」で実証実験

サービスロボットのローカライズとグロース支援を行うSenxeed Robotics株式会社は、経済産業省 関東経済産業局とeiicon companyによる共創プロジェクト「LOCAL DIGITAL INNOVATION PROJECT」で全国44社の応募の中から採択されたことを発表した。

同社は「地域産業・秩父の街を盛り上げるためのDX」をテーマとするじばさん商店にて、AIコミュニケーションロボット「Cruzr」を活用したロボットアンバサダーソリューションの実証実験を2022年5月19日(木)より開始する。


観光大使「秩父ロボットアンバサダー」実証実験

​じばさん商店は地場産業振興の拠点施設である秩父地場産センター1階の物産館を改名して、2022年3月24日にリニューアルオープンした施設であり、秩父の地域文化を時代に合わせて発信する商店を目指している。秩父地域の定番のお土産品、秩父で長く愛されてきた隠れた銘品、秩父の新しい特産品及び地域でとれた野菜等生鮮食品も販売している。

ロボットアンバサダーはAIコミュニケーションロボット「Cruzr」が、各地域の物産展などの観光地センターで、おすすめのお土産・観光地を案内することで、地域の魅力を知ってもらい、物産の販売につなげるソリューション。


今回の実証実験では「Cruzr」が秩父地域の特産品を案内し、地域の魅力を発信することにより、キャラクターとして地域住民や観光客に愛されること、特産品の販売増を目指していく。期間は2022年5月19日(木)より半年間を予定。



【秩父ロボットアンバサダーの予定コンテンツ】
・ガイドツアー:ロボットが店内を移動しつつ、画像、動画、音声を使って秩父の物産を紹介する。

・隠れた名産品お勧め:ロボットとの対話形式で、隠れた名産品を紹介し、販売増につなげる。

・お土産ランキング:お土産の売上ランキングを確認できる。

・ダンス:時間により定期的にダンスを披露して見ている人を楽しませてくれる。


『LOCAL DIGITAL INNOVATION PROJECT』について

『LOCAL DIGITAL INNOVATION PROJECT』はコロナ禍で痛んだ地域の観光・サービス業等の稼ぐ力を向上させるために、地域の魅力・特徴とデジタルソリューションとを掛け合わせ、地域の賑わい創出を目指すマッチング事業。秩父市では一般社団法人秩父地域おもてなし観光公社が「地場産センターを起点に地域産業・秩父の街を盛り上げるためのDX」をテーマに、デジタルソリューションを有する企業を募集し、全国より44件の提案があり、書類選考・面談を実施した結果、Senxeed Robotics株式会社とマッチング。今回の実証実験が実現した。



Senxeed Robotics(センシードロボティクス)

多様なロボットの導入が拡大していく中で、人とロボットが共生する社会を創っていくことを目指し、国内外のロボットメーカーと連携を図りながら、ロボットの導入、社会実装を進めている。

ABOUT THE AUTHOR / 

山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

PR

連載・コラム