t-SortをEC拠点のピッキングに活用  第一弾として富士ロジテック・ネクストに「t-Sort OPS」 提供開始 プラスオートメーション

物流ロボティクスサービスを展開するプラスオートメーション株式会社は、t-Sort OPS(Order Picking System)の「RaaS」(Robotics as a Service)提供を開始した。そしてその導入第一弾として、株式会社富士ロジテック・ネクストの神奈川県厚木市及び座間市の2拠点を2022年5月26日に発表した。


従来のt-Sortは+Hub(+A独自開発システム)と組み合わせてソーティング作業に使用していたが、ピッキング作業にも活用可能となったことで、複数の依頼主やECシェアリング倉庫におけるピッキング作業全般に対応することになった。

富士ロジテック・ネクスト 東名厚木倉庫 t-Sort OPSの作業エリア




同社のRaaS

同社のRaaSとは、ロボットサービスを月額定額制のサブスクリプション型で提供するものだ。初期費用はゼロ円から、導入も短期間で完了し、月額料金には導入前コンサルティング、システムインテグレーションを含むセットアップ、ハードとソフトウエアのレンタルやメンテナンス、導入後の改善提案、契約満了時の撤去費用まで全てを含む活用しやすいサービスとなっている。
一時的なロボット台数増大や、利用者の成長ステージに合わせてスモールスタートから徐々に拡張していくこともできる。このような高い柔軟性と機動力を持つことが同サービスの大きな特徴で、従来型の固定式マテリアルハンドリング機器の様々な課題が解決可能となる。

富士ロジテック・ネクストt-Sort OPS作業エリア図面、及びt-Sort OPS一般工程フロー

作業者の歩行距離・時間の削減、省スペース化、レイアウト変更の柔軟性等、作業性向上に寄与するt-Sort OPSは、商品と棚位置の情報を+Hubに効率的に登録することで多品種SKUに対応する。「富士ロジテック・ネクストt-Sort OPS作業エリア図面、及びt-Sort OPS一般工程フロー」のように+HubがWMSから取得したオーダーをロボット1台毎にアサインし、ロボットが各ピッキングステーションに向かう。オーダーをタブレットで確認した作業員が商品をピッキング、ロボットへの搭載を行った後、ロボットが商品を梱包工程まで搬送し、作業別の仕分けが完了する。

富士ロジテック・ネクスト 古川営業部長

今回のt-Sort OPS導入により、従来のt-Sortにおける複数荷主向けソーティング方式*1と、リレーピッキング方式の2種類のRaaS活用による省人化準備が整いました。当社はこの取り組みで効率的なEC物流シェアリングサービスを展開します。定期・スポットの受注を問わず、最新のRaaS活用によるEC物流ソリューションを是非ご利用ください。



■【動画】t-Sort 導入事例vol.5 【OPS】富士ロジテック・ネクスト様

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