WRO Japan 特別支援学級の子どもたちに「ロボットプログラミング授業」を実施 令和5年3月まで毎月実施

NPO法人WRO Japanは東京都狛江市立狛江第三小学校と特別支援学級の子どもたちに向けたロボットプログラミング授業を実施する同意書を交わし、5月26日(木)第1回目の授業(3-4校時、約90分)を実施したことを発表した。今後、令和5年3月まで毎月実施する予定。


実施内容

年間を通じて指導はWRO Japan理事長であり、神奈川工科大学創造工学部教授でもある金井徳兼氏とWRO Japan競技会参加経験のある学生TAで行う。在籍する6名の子どもたちに、一人一台ずつのパソコンと組立て済みのロボットを準備し(WRO Japanより貸与)、子どもたちはプログラミングのルールについて説明を受けたあと、実際にロボットが自分の思う通りに動くよう、試行錯誤しながら毎回出される課題の解決を目指す。

第1回目は子どもたち4名が参加

集中する子どもたち

ひとりずつ大人がサポートにつく


取組みに至った背景

WRO Japanは日本そして世界の未来を担う人材を育成することを理念とし、子どもたちの創造力、課題解決力、イノベーション創出力の育成環境の提供、体験的な学びによる、子どもたちへの教育支援・生涯学習への対応をミッションとして掲げている。その中でプログラミング教育を通じ、子どもたちの様々な個性を受け入れながら、子どもたちが安心できる環境で、新しいことを体験し、挑戦し、そして達成を皆で喜ぶことで、子どもたち自身が楽しく学び続ける環境を作る取組みを企画した。

今回、縁があって、狛江市立第三小学校の荒川校長先生や特別支援学級である「あおば学級」の森村先生の賛同・と全面的な協力を得て、初めて、この取組みを実施することとなった。





その他の取組み

2学期からは、高学年の普通学級でも単発のロボットプログラミング体験授業を実施する予定(内容については今後検討)。


WROとは

World Robot Olympiad(WRO)はシンガポールサイエンスセンターの発案により2004年に始まった国際的なロボット競技大会。世界中の子どもたちを対象に、科学技術を身近に体験できる場を提供し、創造性と問題解決力を育成することを目的に開催している。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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