バンダイナムコグループの横断プロジェクト「ガンダムプロジェクト」は、実物大ガンダム史上初のスペシャルイベント『GUNDAM NEXT FUTURE -LINK THE UNIVERSE-』を開催した。
イベントの中で、ガンダムシリーズのTVアニメーション最新作『機動戦士ガンダム 水星の魔女』(10月から放送開始)の第1話に繋がる前日譚「PROLOGUE」が世界初公開された。
また、メインキャラクターをつとめる2人の声優が発表され、主人公スレッタ・マーキュリー役を市ノ瀬加那さん、ミオリネ・レンブラン役をLynnさんが担当することがわかった。ふたりはイベント会場に登場し、トークイベントをおこなった。
そして更には、主人公役の声を演じる一ノ瀬さんが、遠隔操作でガンダムハンドを操り、18mの動くガンダムに「両手でサムズアップ」ポーズをさせることに挑戦した。
なお、イベントでは横浜「動くガンダム」と世界のガンダム立像3体(台場・福岡・上海)とがリアルタイムでリンクする、音と光の演出が世界初公開され、会場の観客やオンラインでの視聴者を魅了した。
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https://robotstart.info/2022/07/15/gundam-next-future.html
『水星の魔女』はシリーズ初の女性主人公
最新作『機動戦士ガンダム 水星の魔女』はガンダムシリーズでは初、女性が主人公となってストーリーが展開する。また、主人公を取り巻く重要な役柄も女性となっている。
主人公の名前はスレッタ・マーキュリー、声優は市ノ瀬加那さんが抜擢された。
もうひとりはミオリネ・レンブラン、Lynnさんが担当する。
市ノ瀬「最後の臨場感あふれるシーンで涙して」
市ノ瀬加那さんは初公開となった「PROLOGUE」について聞かれると「プロローグから壮大すぎて何度も何度も鳥肌が立ちました」と語り「既に4、5回観ていますが毎回、最後の臨場感あふれるシーンで涙して、今も会場の裏でスタンバイしながら涙が止まらないくらいでした」と続けた。
戦闘シーンにも話が及んだ。ガンダムルブリスが使っているシールドは、実は「ガンビット」と呼ばれる遠隔操作できる武装だということが公開されましたね、とMCが話題を振ると、市ノ瀬さんは「シールドが空中で分離して武器になる、そのシーンの作画も力を込めて作られていて手に汗握りました」と応えた。
声優の起用が決まったのを聞いたとき「寝ぼけてた」
声優の起用が決まったときの気持ちについて聞かれると、市ノ瀬さんは「マネージャーから決まりましたよって聞いて夢のような気持ちでした。実は、その時寝起きで寝ぼけて電話に出て、そのあと二度寝したので、起きたときに”夢だったんじゃないのかな”って思って、改めて携帯の履歴を確認してしまいました(笑)」と応えた。
ミオリネ・レンブラン役のLynnさんは「私も子供の頃からガンダムが大好きだったので、声優になれたからには、いつかガンダムに乗ってみたいという夢を抱いていました。今回主要なキャラクターが女性ということを聞いて、もしかするとその夢が叶うかもしれないと、いつも以上に気合を入れてオーディションにのぞみました。合格して役が決まったという連絡をもらったのが自分の誕生日だったんです。最高の誕生日プレゼントになりました」と喜びを語った。
「PROLOGUE」の上映は「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」のカンファレンスルームで上映会がおこなわれるほか、名古屋、大阪、東京で順次イベントの開催が予定されていて、公式サイトで案内される。
横浜ガンダムのハンドの遠隔操作を体験
トークイベントの後半では市ノ瀬さんがグローブ型のコントローラを使って、18mの横浜ガンダム(通称)の遠隔操作に挑戦。MCが市ノ瀬さんに「両手でサムズアップするポーズ」をリクエスト。果たしてそんなポーズが実現できるのか?
■動画 身長18m横浜ガンダムのガンダムハンドを遠隔操作!「両手でサムズアップ」に挑戦!!
市ノ瀬さんの「両手でサムズアップ」に横浜ガンダムは見事に応え、同じポーズをとって会場を沸かせた。
ガンダムシリーズのTVアニメーション最新作『機動戦士ガンダム 水星の魔女』(10月から放送開始)については、別途記事で詳細を紹介する予定。
■『機動戦士ガンダム 水星の魔女』PV
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神崎 洋治神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。