宿泊施設向けAIスピーカー向けシステムを開発しているTradFit株式会社は、スマートスピーカーから宿泊ゲストの要望を発話によって受け付け、宿泊ゲストの好みに応じたレストラン、観光地、アクティビティー等の商品サービスを予約する基本特許技術「スマート予約」を発表した。「スマート予約」は基本特許技術を取得。
同社はリリースを通じて「音声、AI、IoT技術を活用し、宿泊客の旅行体験を向上し、宿泊施設の業務オペレーションのさらなる改善をします」と語っている。
特許権者 : TradFit株式会社
発明の名称 : プログラムおよび情報処理方法
観光地や周辺地域の飲食や商品、サービスを提案、予約まで
ホテルや旅館などの宿泊施設には、年齢、性別、国籍、住所等の属性が異なるさまざまな宿泊ゲストが宿泊している。そのため宿泊ゲストの属性に応じて、好みのレストラン、観光地、アクティビティー等は様々、異なってくる。
そこでTradFitは、AIスピーカーなどから宿泊ゲストの要望を受け付けて、宿泊ゲストの好みに応じたレストラン、観光地、アクティビティー等の商品サービスを提案し、予約まで行う基本特許技術「スマート予約」によってこの問題を解決したい考えだ。
基本特許技術「スマート予約」の活用により、独占的に「AIスピーカーから宿泊ゲストの要望を受け付けて、宿泊ゲストの好みに応じたレストラン、観光地、アクティビティー等の商品サービスを予約すること」が提供できるようになるため、サービスの売上および利益が拡大される見込み。としている。
なお、この技術は、スマートスピーカー(AIスピーカー)だけでなく、タブレット・TV・スマートフォン・プロジェクターでも実現でき、お勧めするレストラン、アクティビティー、観光地等、宿泊客は質問に答えるだけで、スマートに予約が可能となる。
CIPO(最高知財責任者)谷口将仁氏のコメント
谷口将仁氏
宿泊施設向けAIスピーカー業界において、非常に重要な特許を取得することができました。本特許の権利範囲は非常に広く、まさに基本特許と言えます。
独占的に「AIスピーカーから宿泊ゲストの要望を受け付けて、宿泊ゲストの好みに応じたレストラン、観光地、アクティビティー等の商品サービスを予約すること」が提供できるようになるため、サービスの売上および利益が拡大される見込みです。
また、基本特許技術「スマート予約」を、有望企業とのアライアンスにも活用して参ります。
以前発表した「スマート旅行」(特許第6651162号)および「スマート旅行2」(特許第6994790号)は、客室のAIスピーカーや宿泊ゲストのスマホタブレットなどから宿泊ゲストの要望を受け付けて宿泊ゲストの好みに応じたレストラン、観光地、アクティビティー等の旅行情報を提供しますが、今回発表する「スマート予約」は更に予約を行います。
つまり、今回の「スマート予約」と、「スマート旅行」および「スマート旅行2」は補完関係となり、より強固な特許ポートフォリオとなりました。
他にも多数の特許出願をしており、顧客バリューを基点に、知財戦略でTradFitだけにしか提供できない独占領域を拡大することで、事業の成長を最大化してまいります。
TradFitが提供するサービスプラットフォームとは
TradFitは、「VoiceAI、生体認証、IoTテクノロジー等を活用した宿泊施設の収益性を改善するサービスプラットフォーム」事業を展開。主に観光・宿泊のDXを推進し、コロナ禍で苦しんでいる各業界に非接触・非対面のサービスを提供。自律走行ロボティクス連携等を完了し、ビジネスを加速する守りと攻めのグローバルな知財戦略をステルスで推進している。
TradFitのサービスプラットフォームを通じて事業者は、宿泊体験価値の向上、宿泊者からの各種問い合わせ・オーダー対応など業務の効率化によるコスト削減を可能とし、さらには国内外の協業(共創)パートナーとともに宿泊施設をHUBとした各地域のさらなる活性化やオープンイノベーションを推進しているため、新たなビジネスの展開可能性がある。
TradFitは、国内外の協業(共創)パートナー企業とともに今後も世界が日々直面している社会課題を解決し、持続可能な未来を牽引するために、新しい社会インフラを目指す考えだ。
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