総合人材サービス・パーソルグループのパーソルプロセス&テクノロジー株式会社は、地域貢献活動の一環として、2019年より「プログラミング授業」の実施や、全国の小学校に「プログラミング教育マニュアルの配布」を行うなど、子供たちがテクノロジーを身近に体感できる機会提供や、教育現場へのICT教育支援を継続的に行っている。また、同社のドローンソリューション事業では、ドローンを活用した中山間部での配送実運用・実証実験や火口周辺調査など様々な取り組みを行っている。
「テクノロジー×防災」への理解促進や興味喚起
今回、学習と体験を通じて「テクノロジー×防災」への理解促進や興味喚起を深める事に加え、防災や災害対策におけるドローンの可能性を子供たちに伝えるきっかけになればと考え、江東区立豊洲北小学校の6年生児童約150名を対象に、ICT教育の一環として「ドローンを活用した防災教室」を9月1日(木)の2時間目に開催した。
当日は災害現場を想定した体育館内でカメラを搭載したドローンを飛行させ、上空から要救助者に扮した教員を児童たちが捜索した他、代表児童5名が実際にドローンのフライト体験を行った。また3時間目には、全校児童約1000名を対象にドローンを活用した防災の取り組みについて映像とあわせて紹介した。
ドローンで要救助者を捜索
同社社員が講師となり、デモンストレーション飛行を行った。瓦礫や氾濫した川に見立てた跳び箱やマットの周辺に空撮用ドローンを飛ばし、要救助者に扮した教員を捜索した他、ドローンから撮影した映像を通して、児童たちは要救助者(教員)をマットの裏に発見。その様子を興味津々に見ていた児童たちからは、「ドローンの機能や技術があれば川の奥に行かなくても状況が確認できて便利だな。」というコメントがあった。
■ドローンの防災活用 小学生たちが体験
代表児童5名によるドローンのフライト体験
続いて、各クラスの代表児童5名が実際にドローンのフライト体験を行った。体験では、ドローンを飛ばして、マットの裏に隠れている教員が持つパネルに書かれた文字を、ドローンのカメラの映像を見て答えるゲームを実施。フライト体験をした児童は、「デモンストレーションでは簡単そうに見えたけど、止めたり、方向転換するところが意外と難しくて大変だった。」「ドローンは遊ぶためのものだと思っていた。災害現場でドローンが活躍していてすごいなと思った。」「将来ドローンの開発をしたい。」と話していた。
当日展示したドローンについて
当日はデモンストレーションや児童がフライト体験をしたドローンの他、2機のドローンを展示し、児童たちにも直接機体に触れる時間を設けた。実際に物流や農業で使用されているドローンで、緊急物資輸送の他、物流では新たな物資輸送の手段として普及が期待され、農業では既に農作業の効率化に貢献している。同社では、テクノロジーを活用して様々な社会課題を解決すること、また、未来を支えるデジタル人材育成に貢献することを目的に、今後も現場の課題に寄り添ったICT支援や、子供たちがテクノロジーを身近に体感できる活動を推進して行くと述べている。
▼『ドローンを活用した防災教室』概要
日程 | 防災の日 9月1日(木) 2時間目(9:40~10:25) |
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開催場所 | 江東区立豊洲北小学校 体育館 |
参加人数 | 6年生 約150名 |
実施内容 | └ドローンの特徴や災害時の活用方法について └ドローンの飛行デモンストレーション └要救助者に扮した教員をドローンで捜索 └児童代表によるドローンのフライト体験 └現場で活躍しているドローン2機の展示 ※3時間目には全校児童を対象に防災授業を実施 |
目的 | └テクノロジーを活用して教育現場への課題解決に向けた支援 └ITの可能性を伝え、未来を支えるデジタル人材育成に貢献 |
パーソルプロセス&テクノロジー株式会社