ラピュタロボティクス、75L容量コンテナに対応したピッキングロボット「PA-AMR XL」を発売開始 物流倉庫の自動化を加速へ

チューリッヒ工科大学発のベンチャー企業で、ロボティクス・プラットフォームを提供するラピュタロボティクス株式会社は、大容量の75Lコンテナサイズに対応可能なピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR XL」の発売を開始した。
なお、この製品75L容量コンテナ対応「ラピュタPA-AMR XL」は展示会「国際物流総合展2022」(9月13日(火)〜9月16日(金):東京ビックサイト)で公開する予定。

ラピュタPA-AMR XL


75L容量コンテナ対応可能への開発背景

これまで、ラピュタロボティクスが展開し、業界シェアNo.1(※1)のピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」は、作業スタッフと協働でピッキングを行い、荷物の搬送の代行とピッキングルートの最適化を図ることで、生産性向上とピッキングスタッフの歩行時間削減を可能とする最新のロボティクスソリューションを提供してきた。
ピッキングアシストロボット提供の機会も増えていて「より大きな物へも対応して欲しい」という多くの要望が届いていたという。
これらピッキング現場からの声や市場ニーズへ応えるために、今回、75L容量コンテナ対応可能のピッキングアシストロボットを開発し、発売となった。


75L容量コンテナ対応「ラピュタPA-AMR XL」の主な特徴

・開口部が正面に向いており、ピッキングした製品の入れ込みが容易
(例:アパレル業界などで広く使用されている75Lコンテナなど。特にシューズボックスなどは横から重ねて入れ易い構造)
・スキャナー、操作画面を上段と下段の間に設置し、誰でも使いやすいデザインを追求
・外装カバーを付け、コンテナを格納するトレーに5度の傾斜をつけることでコンテナや製品の落下防止にも配慮
・コンテナをセットするトレーの横幅は調整可能

コンテナ開口部は正面に向いており、ピッキングした製品の入れ込みが容易

シューズボックスは重ねて入れ易い構造


【75L容量コンテナ対応「ラピュタPA-AMR XL」製品仕様】
速度:〜1.4m/s(可変)
取扱可能商品重量:45kg
ロボット重量:45kg(精査中)
運搬可能商品:47cm x 65cm x 43.5cm
連続稼働時間:8時間(2時間充電)
稼働可能温度帯:0〜40°C
保管可能温度帯:-20〜55°C
湿度帯:0〜80%(結露不可)
推奨最低通路幅:120cm程度(精査中)


ラピュタロボティクスについて

ラピュタロボティクスは、アインシュタインをはじめ、数々の著名研究者を輩出しているチューリッヒ工科大学(ETH Zürich)発のベンチャー企業。「ロボットを便利で身近に」(「Making robotics attainable and useful for anyone」)をビジョンに掲げ、世界でも最先端の制御技術および人工知能技術を活用した次世代クラウドロボティクス・プラットフォーム「rapyuta.io」の開発と、「rapyuta.io」を弊社自身で活用した、ロボットソリューションの開発・導入・運用支援を行っている。世界20ヵ国以上から結集した、開発技術力を誇る優秀なエンジニアとバイリンガルでロボティクスに精通した営業チームのタッグにより、顧客にソリューションを提案している。

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