ロボスタでは既にニュースでお伝えしているが、世界最大手のNFTマーケットプレイス「OpenSea」において、2022年10月19日より「ドロンジョ」の等身大特別塗装版フィギュアとその3D、NFTデータのセットの出品がはじまった。販売はオークションのため、入札する競売形式となる。
https://opensea.io/ja/collection/doronjo-nft-life-size
公式ツイッターアカウントでは、身長175cmの特別塗装版フィギュアの実写写真が上がっていて、その精巧さに圧倒される。
出品しているのは、NFTコンサルティング事業を展開する株式会社Too Digital Marketplace(株式会社Tooの子会社)で略称はToo DMP。タツノコプロの正式ライセンスを受けて、フィギュア製作で知られるロイスエンタテインメントと共同で開発した「世界にひとつの製品」だ。Too DMPはNFT化を担当していて、ブロックチェーンを活用したNFTが導入されているために、公式であり1点ものであることをデジタル証明してくれる。
特別塗装版フィギュアが手元に届くのですぐに飾って楽しめて、職人でもうなるほどの精巧な3Dデータも付属するので、将来精巧な3Dプリンタ出力やメタバースなどで活用できる可能性もある。
NFTオークションとは
NFTに詳しくない人のために、これを機会に簡単に解説すると、「DORONJO_等身大3Dデータ&等身大フィギュア特別塗装版」の販売期間は日本時間の2022年10月19日 0:00~2022年10月26日 23:59まで。販売価格は10ETHがスタートだ。
ETHはイーサ(イーサリアム)という暗号資産の単位で表されていて、10月20日の執筆時点で1イーサが約193,794円なので、入札金額は日本円に換算すると約1,937,940円から、ということになる。これが高額か安いかはユーザーによって受け止め方は異なるだろう。
NFTマーケットプレイス「OpenSea」に参加する手順は、例えば、GoogleのMetaMaskの登録、国内の暗号資産の取引所に口座開設、イーサリアムとして口座に入金してMetaMaskへ送金、OpenSeaに入札、といった流れになる。
「OpenSea」に限らず、多くのNFTマーケットプレイスの通貨はイーサが主流となっている。もちろん、イーサ自体は暗号資産のため、価値が日々変動するという注意点がある。
巨大なモバイルバッテリーフィギュアや1/7スケールフィギュアも
なお、今回オークションとして出品されるのは「DORONJO_等身大3Dデータ&等身大フィギュア特別塗装」だけでなく「DRONJO_1/5スケールモバイルバッテリーフィギュアデータ&フィギュア特別塗装版」(1ETHスタート)や「DORONJO_1/7スケールデータ&フルカラーフィギュア(18種類柄違い)」(1ETHスタート)もある。
https://opensea.io/ja/collection/doronjo-nft-mobile-battery
https://opensea.io/ja/collection/doronjo-nft-1-7-scale
NFTのオークションってどんなもの? って思った人は、ちょっと覗いて見るのも面白いだろうし、この機会にほかにどのような出品があるかも見て、「OpenSea」を体感してみよう。
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神崎 洋治神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。