ハピロボ、AI自律走行型ロボット「temi」の駆動モジュール「temi Platform」サンプル出荷開始

株式会社hapi-robo st(ハピロボ)は、AI自律走行型スマートロボット「temi」(テミ)の駆動部をモジュール化したプラットフォーム「temi Platform」のサンプル出荷を開始する。これにより、ユーザーが用途に応じて自由にカスタマイズした自律走行型運搬テレプレゼンスロボットを開発できるようになる。temi Platformは様々な用途に対応し、工場/倉庫/流通/病院/施設/オフィス/ホテルなど、多くの業態や場所での活用が想定されている。

「temi」(テミ)の駆動モジュール


「temi V3」に続き駆動モジュールを発表

ハピロボは、いつでもどこでも瞬間移動(Be Anywhere Be Anytime)して会話ができる「人としての役割」と、予めプログラムされた地点に自走して自動的に正確に説明を繰り返し実行できる「ロボットとしての役割」を担う一人二役をこなす究極のロボットとして「temi ultimate(ソフトウェアVer128)」を提供してきた。
また、更なる機能拡張を目指して上位のAndroid 11 OS、ARMアーキテクチャを採用し、13.3インチの大型ディスプレイを実装した「temi V3」およびセルラー対応モデルをリリースした。


今回は「temi」の全てをプロ用途に自由にカスタマイズできるようバージョンアップしたロボット駆動モジュール「temi Platform」の提供となる。世界で認められているテレプレゼンスロボット「temi」のモビリティ技術と知的アクション機能を凝縮したPlatformとして誕生したという。ユーザーが運びたいものを搭載できるように自由にカスタマイズでき、Smartな自律走行で目的の場所に移動することができる。

temi Platformを制御するAndroidタブレットは市販の商品を活用でき、temi Platformの上部をユーザが自由にカスタマイズして、ユーザの利用用途に特化したユーザーカスタマイズドtemiを開発することができる。


temi Platformの主な特長

このtemi Platformの主な特長は下記の通り。

・temi(ultimate/V3)と同じ操作性と性能
・プラットフォーム本体重量:25kg, 積載荷重を含めた合計重量:75kg
・その場で自由回転でき、走行速度は1m/sec
・最大床傾斜角:8°
・登録地点に正確に到着。(到着精度:10cm以内)
・外形寸法:50cm, インターフェースプレート高さ:24cm
・緊急停止ボタン付き


運搬先となる登録地点の登録も簡単

幅広く運搬用途に適用できるtemi Platformは、運搬先となる登録地点の登録も簡単にできる。設置場所(工場やオフィスなど)での配置換えがあってもマップや登録地点を簡単な操作で更新することができる。
また、単なる運搬だけでなく、スマホからtemi Platformを呼び出したり、temi Platformに入り、各々の行き先でコミュニケーションすることもtemiと同様にできるため、効率的に業務を遂行することができる、としている。

同社では、ロボットモジュール「temi platform」のサンプルを提供していて、試しに開発してみて欲しいとコメントしている。
ハピロボは、temi Platformを活用した新しいビジネスのコンサルティングも受け付けている。「自社の製品を自律走行させることで、これまでにない新しい製品の使い方を市場に拡げてみませんか?」と呼びかけている。

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ロボスタ編集部

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