日本郵政愛媛県宇和島市の「スマートスピーカーで見守りサービスの提供」と「タブレット端末で遠隔医療支援」を受託

2022年12月19日 By ロボスタ編集部

日本郵便株式会社は、「スマートスピーカーを活用した郵便局のみまもりサービス」を活用し、愛媛県宇和島市が実施する「スマートスピーカーを活用した郵便局のみまもりサービスの提供およびタブレット端末を活用した遠隔医療支援に関する事業」におけるサービス提供を受託した。

日本郵便は、地方公共団体と連携したこのような取り組みを通じて、地域が抱える高齢者などの見守りに関する課題解決に引き続き貢献し、今後は、高齢者向け住宅や不動産管理会社などの法人へのサービス提供を行い、高齢者見守りのほか、介護予防や健康増進などのさまざまなニーズに応えるべくサービスを充実していくと述べている。

なお、同事業は、内閣府「デジタル田園都市国家構想推進交付金デジタル実装タイプ(TYPE1)」(令和3年度補正予算事業)の対象事業に採択されている。

日本郵便の受託内容

スマートスピーカーを活用した見守りアプリケーション(高齢者の生活状況の確認、確認結果の家族などへの通知、家族や宇和島市などから高齢者へのお知らせの発信)を提供するほか、郵便局社員によるスマートスピーカーの使用方法やタブレット端末を活用したオンライン診療・オンライン服薬指導実施に関するフォロー、医薬品の配達などを行う。

サービスイメージ

宇和島市が実施する事業の概要について

同事業の概要については以下の通りだ。

事業名称	スマートスピーカーを活用した郵便局のみまもりサービスの提供およびタブレット端末を活用した遠隔医療支援に関する事業
実施期間	2022年12月1日(木)～2023年3月31日(金)(予定)
対象	宇和島市内にお住まいの高齢者(宇和島市が指定する方)
目的	慢性疾患のある高齢者に対し、スマートスピーカーを活用した見守り機能の技術を用いた日常生活の状況(健康状態)の把握、タブレット端末を活用したオンライン診療・オンライン服薬指導のサポート及び処方箋医薬品の配達を行う。
内容	日本郵便で独自開発・管理するWebアプリケーションおよびAlexaスキルが、このサービスの利用者の自宅に設置したスマートスピーカー(Amazon Echo Showシリーズ)を通じ、利用者の生活リズムにあわせて生活状況（食事、血圧、体重など）を確認します。宇和島市は、利用者同意の下、生活状況確認結果をWebアプリケーションのサービス管理画面により一覧で確認することができるほか、利用者などにWebアプリケーションを通じたメッセージの送信が可能。利用者は、スマートスピーカー上で音声・ビデオ通話機能を利用することでAlexaを利用する家族などと非対面・非接触によるコミュニケーションをとることが可能な他、ニュースやラジオ情報など、Alexaを通じたエンターテインメント機能を利用することも可能。また、この通話機能を利用して、宇和島市などの担当者とも連絡をすることができるようになる。利用者の家族なども、家族のスマートフォンやタブレットなどを通じて利用者の生活状況確認結果を把握したり、写真・動画・メッセージを送信したりできるほか、Alexaに登録して利用者とビデオ通話をすることが可能だ。また、利用者に対し、郵便局社員が訪問などを通じて、スマートスピーカーの利用促進、タブレット端末を活用したオンライン診療・オンライン服薬指導のサポートなどのフォローする。