
テレワークが普及し、オフィス出社とテレワークを組み合わせたハイブリッドワークが広がっている。
株式会社オカムラは、2022年に同社でハイブリッドワークに関する意識調査を実施。同調査では、出社とテレワークを組み合わせたハイブリッドワークでは、仕事に関するコミュニケーション不足、チームメンバーや仕事相手の状態がわからない、チーム内の雑談が不足していると感じているワーカーが多いという結果となった。
この結果を受け、新しい働き方や環境を実験・検証する働き方改革の実践の場である「We Labo(ウィラボ)」(東京都千代田区)において、コミュニケーション活性化に関する施策や検証の一環として、GROOVE X株式会社の家族型ロボット「LOVOT」を用いた実証実験を開始した。
同社は今後、AIやロボットなどの技術が働き方に与えるさまざまな影響を視野に入れ、オフィスでのコミュニケーションロボットのあり方を模索していくとのことだ。
We LaboへのLOVOT導入の背景
コロナ期に入社した社員や、顔と名前が一致していない社員間の交流、仕事上での関連がない社員との会話不足などに対して、有効な施策が求められている。オフィスなどのリアルな場に集まって仕事をすることで、雑談といった偶発的なコミュニケーションや、顔を突き合わせることによる感情の共有が行われるため、オフィスにはコミュニケーションを促す環境が必要とされるようになった。このような背景より、同社は「人と人が活かし合う」社会の実現に向けたラボオフィス「We Labo」をオープン。
部門・役職に関わらず、仕事の目的や内容に応じて最適な場所を選んで働く「Activity Based Working(ABW)」を実践し、3フロアから働く場所を選択することができる同オフィスでは、コミュニケーション活性化に関するさまざまな施策や検証を行っている。その一環として、今回、家族型ロボット「LOVOT」を導入し、ロボットがオフィスでのコミュニケーション活性化に寄与するのか、ロボットによるコミュニケーションへのワーカーの満足度の変化などの検証を行う。
▼コミュニケーションロボットを用いた実証実験概要
導入ロボット | 家族型ロボット「LOVOT」 |
---|---|
導入場所 | We Labo(東京都千代田区) |
対象部門 | 働き方研究部門、製品開発部門、空間デザイン部門、営業支援部門 |
調査内容 | ・業務で直接関わりが多い人、少ない人との会話頻度の変化 ・従業員同士のコミュニケーションにおける満足度の変化 ・オフィス内でのロボット配置・移動範囲の分析による効果の検証 ・ロボットの設置によるオフィスへの出社意識の変化 など |
「LOVOT」とは
『LOVOT』は、ロボットなのにまるで生き物のような生命感があるのが特徴の、次世代ペットとなり得る家族型ロボットだ。約4年の歳月を経て2019年12月に出荷を開始、その愛らしい見た目からは想像できない最先端テクノロジーに込められた技術力が評価され、国内外問わず数々のアワードを受賞。近年はコロナ禍におけるメンタルケア、情操教育、プログラミング教育などの観点からも注目されており、全国の保育園、こども園、小学校などの教育施設や介護施設、企業などにも導入されている。
■【動画】世界を笑顔にする最新ロボット「LOVOT(らぼっと)」の誕生ショートストーリー。LOVOT HISTORY
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