AIとロボティクスに特化した「ジェネレーティブAI勉強会」開催へ 専門家やベンチャー企業による講演で最新・関連技術に触れる

株式会社アールティと株式会社FaBoは共同で、「ジェネレーティブAI」(生成系AI)を中心として広くAIとロボティクスに特化した「Generative AI勉強会」を発足する。
第1回は2023年4月27日(木)にアバナード株式会社 会議室Café Space(東京都港区)でのリアル開催とオンライン配信のハイブリッドで実施する。オンライン参加は無料、リアル参加は税込1,000円。

【第1回登壇者】(敬称略)
株式会社Fabo 代表取締役 佐々木陽
「AIカーと生成AI」

株式会社Preferred Robotics エンジニア 礒部正幸
「OpenAIのAPIでヘルプデスクAI作ってみた」

株式会社アールティ エンジニア 石川真也
「スタックチャンと生成AIによるコミュニケーション」

※タイトルは仮のもの。当日までに変更となる場合がある。
※後半にはネットワーキング(懇親会)も予定。

第2回以降は6月、8月、10月の偶数月開催を予定し、講演以外にディスカッション、ワークショップも企画予定。


Generative AI勉強会の目的と特徴

本勉強会では世界的に注目される「ジェネレーティブAI」(生成系AI)を題材として、AIの実世界での具現化を担うロボティクスに技術応用できるよう、専門家やベンチャー企業による講演、ディスカッション、ワークショップなどを通じて最新・関連技術に触れることを目的としている。

この勉強会はAIとロボティクスの両方を網羅した内容が特徴となっており、AIの分野では、生成系AI、ディープラーニングや画像認識などの最新の技術について、専門家による講演や文献を利用した輪講などを予定。ロボティクスの分野では、ロボットの設計・制御などの技術やビジネスの最新動向について、専門家やベンチャー企業のエンジニアによる講演を予定している。

ジェネレーティブAIやロボットのビジネスに興味がある人、エンジニア、個人でAIやロボットを活用したい人など、誰でも参加できる。

第1回Generative AI勉強会概要
<日時>
2023年4月27日(木)19:00 ~ 21:00
<場所>
アバナード株式会社 会議室Café Space
〒106-6009 東京都港区六本木一丁目6番1号 泉ガーデンタワー9F
<定員>
リアル参加:20名
オンライン参加:90名
<参加費>
リアル参加:1,000円(税込)
オンライン参加:無料
<申込方法>
connpassのイベントページより参加申込みできる
https://gai-sm-tokyo.connpass.com/event/280492/
<主催>
アールティ、FaBo




Generative AI勉強会 発起人などの情報

Generative AI勉強会 発起人コメント

AIの技術の進歩、特にChatGPTをはじめとしたGenerative AI(生成AI)の発展は目を見張るものがあります。
Generative AIは、今後汎用人工知能(Artificial General Intelligence:AGI)として、学術的にも分類される可能性があります。そしてビジネスシーンでは様々なサービスで劇的な変化を遂げると考えられています。
さらに、AIの実世界での具現化はロボットを通じて行われると予想されており、世界中のあちこちでAIの応用を見越したロボットの開発が盛んになってきています。

かつて、蒸気機関やインターネットの登場は社会構造を大きく変革させました。
私たちは、Generative AIとロボティクスが次の産業革命を起こし、世界の産業構造や社会構造に大変革を起こす可能性を秘めていると信じています。

このような最先端のテクノロジーへの理解は、技術者だけではなく、これからの全てのビジネスパーソンに必須です。特にこれからGenerative AIをはじめとしたAIの分野が適用されるビジネステクノロジーは、社内外の専門家を頼っても理解・活用が難しいものになっていきます。AIの大枠を掴み、自ら考えて判断するためのリテラシーが必要となるからです。
例えばチャットAIサービスなどで、ハルシネーションと呼ばれるAIの幻覚(事実とは異なる嘘の内容や文脈と無関係な内容)が作り出されても嘘と見抜ける力が必要となってきます。

ビジネステクノロジーの環境は、ゆるやかに、しかし変わるときには劇的に変化することが想定され、変化に気づく頃には追いつくことが大変かもしれません。
本勉強会に興味を持っていただいた方々には、誰かが、あるいはAIが正解を教えてくれるのではないかという視点や、正解や成功事例が出てから追いつけば間に合うという考え方を改めて、自らが先陣を切るような気持ちで、早い段階でこの勢いに乗っていただきたいと考えています。素晴らしい技術を取り込み、いち早くビジネスに実装することが成功へのカギです。
AIやロボットに対する過剰な期待を取り払い、ビジネスや趣味のための道具として、その核にある技術をフラットにとらえて見極めること、またそれらの技術に対するリテラシーを身に着けることを目的として、Generative AI勉強会を発足します。


発起人紹介(敬称略)

中川 友紀子
株式会社アールティ 代表取締役
Open Source Robotics Foundation(OSRF)※ 理事(米国)
一般社団法人ROSCon JP 理事
公益財団法人ニューテクノロジー振興財団 理事兼事務局長
※ROSの開発・普及を推進する米国の非営利団体

<略歴>
1995年 法政大学大学院工学研究科システム工学専攻 修士(工学)
2005年9月 株式会社アールティ設立
2022年9月 日本ロボット学会フェローに認定
2022年12月 Open Source Robotics Foundation 理事に就任

株式会社アールティでは、食品工場向けロボット「Foodly」をはじめとするAIを駆使した協働ロボットの提供や、教育事業、AI×Roboticsのソリューション開発事業を通じてロボット業界に貢献。最近は、Generative AIを組み込んだアプリ・ハードウェア開発なども行っている。
また日本では2社のみである、NVIDIA社のJetson Education Partnerも務めている。
自身はROSCon JPやOSRFの理事も務め、株式会社アールティ内外での活動を通じてROS/ROS 2の普及にも貢献している。

佐々木 陽
株式会社GClue 代表取締役
株式会社FaBo 代表取締役
<略歴>
2001年8月 株式会社GClue設立
2016年6月 株式会社FaBo設立
2021年3月 宇都宮大学大学院大学 博士(工学)

株式会社FaBoでは、会津若松市をベースに、AI x Roboticsの普及を推進。DonkeyCar、JetRacer、JetBotなどのAIロボット教材をキット化して、国内向け販売を行っている。
日本では2社のみである、NVIDIA社のJetson Education Partnerも務めている。

杉本 礼彦
アバナード株式会社 シニアディレクター
<略歴>
2004年11月 株式会社ブリリアントサービス設立
2008年9月 日本Androidの会設立
2009年2月 日本Androidの会関西支部設立
2017年3月 株式会社ブリリアントサービス株式売却
2019年5月 アバナード株式会社入社

日本Androidの会を設立しAndroidの普及を促進。Androidの書籍の執筆活動、講演活動を精力的に行った。またNPO法人日本Androidの会の法人の立ち上げにも携わった。株式会社ブリリアントサービスで代表取締役を13年間務める。電動車椅子の自動運転技術、植物工場のハードウェア、制御ソフトウェア技術開発などを行なった。アバナード株式会社では、地方創生Dx、エネルギー業界向けデジタルツインの開発、AI学習基盤開発などに携わっている。

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