AIカメラで動体検知・車番認証　フラップ板や入出庫ゲート、駐車券発券が不要なスマートパーキングシステムをNTTル・パルクが開始

NTTル・パルクはAIカメラによる動体検知・車番認証技術を活用した新しいコインパーキングシステム『NTTル・パルク スマートパーキング』を、2023年4月20日より提供を開始する。

フラップ板やセンサー、入出庫ゲート、精算機、駐車券発券機は、すべて不要に

NTTル・パルク スマートパーキングは、最先端のAI技術（動体検知・車番認証）を活用した新しいコインパーキングシステム。AIカメラとクラウドサーバーにより利用者の車のナンバー、入出庫時間、利用料金等をすべて管理し、決済方法もスマートフォンによるWEB決済を利用する。

これにより、駐車場に設置が必要な機器はAIカメラのみとなり、従来型の駐車場で必要とされてきたフラップ板やセンサー、入出庫ゲート、精算機、駐車券発券機などの設備・機器はすべて不要となるため、駐車場開設時の機器設置コストを大幅に削減が可能となる。

また、精算機や駐車券発券機も不要とすることで、集金やメンテナンスのコスト、紙幣・硬貨詰まり、用紙切れなどのトラブル対応コストも大幅に削減することができる。

NTTル・パルク スマートパーキングの主な機能と特徴

AIカメラが駐車場内に入ってきた車両を検知し、車両ナンバーを認証。これにより、従来は地面に埋設していたループコイルセンサーが不要に。​また、車両が車室枠に一定時間停まるとその車室への駐車を記録するためフラップ板等の機器設置も不要となる。

車両画像、車両番号、車室番号、入庫時間などの駐車情報は全てクラウドの管理サーバーにて記録、保管。決済についてもクラウドサーバーと繋がった決済用WEBサイトでクレジットやQRコードによる決済を可能としている。

導入メリットとコスト削減試算

NTTル・パルク スマートパーキングの導入メリットとして、下記の点が挙げられる。

駐車場開設の機器費用や工事費用を削減

駐車場機器はAIカメラのみのため、最小限の機器で駐車場を開設させることができ、「低コスト」かつ「スピーディー」に駐車場運営を開始することができる。

メンテナンスや集金などのランニングコストを削減

駐車場内にある機器はAIカメラのみのためメンテナンスの手間が大幅に低。また、現金精算機を無くし、スマートフォンによるWEB決済にすることで、集金にかかるコストも削減することができ、紙幣づまりやコインづまり、領収書などの用紙切れなどのトラブルも解消させることで、トータルのランニングコストを大幅に低減させることが可能。

駐車券の紛失や読取不良によるトラブル発生リスクを解消

車両の入出庫管理はAIカメラと管理サーバーで行うため、駐車券の紛失や折り曲げによる読取不良などのトラブル発生リスクを解消させることができる。

機器のレス化によるシンプルなデザインと安全性

駐車場に設置する機器を少なくしていく（＝機器のレス化）ことで、シンプルなデザインを実現。駐車場内における機器との接触事故やケガも低減するため、安全性も向上する。

大幅なコスト削減

9車室の駐車場の場合、従来のコインパーキングと比べてイニシャルコストを４割、ランニングコストを５割、削減することが可能。（実際は要望などにより提供条件や価格は異なる）

この記事を読んだ人におすすめ

関連する記事はまだありません