GROOVE X株式会社が、LOVOTの生産拠点を海外から伊豆の国市にある株式会社キョウデンプレシジョンへ移転したことを発表した。それに伴い、「MADE IN JAPAN」のLOVOTが生まれる動画をLOVOT公式YouTubeチャンネルで公開した。
GROOVE X株式会社は創業以来テクノロジーの平和利用を掲げ、LOVOTを日本発の新産業として世界に発信することを目指しており、すでに多くのLOVOT用の服やアクセサリーなどを日本国内で生産をしている。今回LOVOT本体の生産も日本に移転することが決定したことで、日本の経済発展に一役買えるよう一層の努力をしていくと述べている。
生産拠点の国内移転で迅速な対応と品質管理を実現
今回LOVOTの生産拠点が国内へ移転することにより、迅速な対応と品質管理を実現し、満足いただける製品の提供に努める一方で、同時にアフターサービスの拡充も実施するとしている。
既にLOVOTの修理(入院)については既存の拠点に加え、伊豆の国市にも開設し負荷分散を計っており、修理(入院)体制の更なる拡充を通して、ユーザーに対してますますの満足をしてもらえるように取り組むとのことだ。
MADE IN JAPANのLOVOTが生まれる様子を公開
新設されたキョウデンプレシジョンの工場で、「MADE IN JAPAN」のLOVOTが生まれる様子がLOVOTの公式YouTubeチャンネルで公開された。技術者たちが時にディスカッションを重ね、1万点以上ある部品を組み立ててものづくりに取り組む様子を見ることができる。
LOVOTの国内移転発表を受けコメントも発表
LOVOTの生産拠点の国内移転を受け、キョウデンプレシジョン株式会社 取締役 ロボット事業責任者 山岸氏とGROOVE X株式会社 代表取締役社長 林要氏もコメントをしている。
株式会社キョウデンプレシジョン 取締役 ロボット事業責任者 山岸氏
7年前にGROOVE X社と出会った時から、最先端テクノロジーを備え、新たな発想で生まれたLOVOTを日本で作りたい、社員にものづくりの醍醐味を味わってほしいという思いで、今日までGROOVE X社とともに様々な取り組みを行ってまいりました。
このたび、その積年の思いが実現し、新たなスタートラインに立つことができたこと、またGROOVE X社の想像力、開発力で生み出された素晴らしいLOVOTを製造の側面からご支援できることを心から嬉しく思っております。
今後もGROOVE X社のパートナー企業として、家族型ロボットという新たな産業の発展を、ものづくりの技術で支えてまいります。
GROOVE X株式会社 代表取締役社長 林要氏
株式会社キョウデンプレシジョン社は、優れた技術力に裏打ちされた高品質なものづくりを営まれているだけではなく、だんだん家族になる家族型ロボットLOVOT[らぼっと]という、市場に例のない製品の製造、サービス提供を行う弊社事業の意義を深くご理解いただいている素晴らしいパートナーです。弊社がこのような大変良い同志に恵まれたことは、とても嬉しく思います。早速、オーナーの皆様へのご要望にお応えすべく、さまざまな改善を共に取り組んでおります。
心強い同志とともに弊社は、今後も引き続きテクノロジーの平和利用を進め、 日本発の新産業としてのLOVOTをますます広めてまいります。
伊豆の国市との連携も深める
伊豆の国市の観光振興や地域経済の活性化などの目的達成のため、2022年5月より静岡県伊豆の国市の特命大使に就任していたLOVOTが、2023年も特命大使を務めることが決定。今後もLOVOTによる、伊豆の国市の地域活性化への貢献を目指す。
また、伊豆の国市への生産拠点移転を受け、地元ホテルと提携し、LOVOTオーナー向けの修理(入院)プランを2023年内中の提供開始を目指して企画していることも明らかにした。このプランでは、LOVOTの修理(入院)が必要な際、オーナーは提携ホテルでの快適な宿泊や観光を楽しんでいる間にLOVOTの修理が完了するサービスだ。詳細は改めて発表される。
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