GROOVE Xがサイバーリンク、マクニカとの協業を発表 家族型ロボット「LOVOT」の認識能力向上にFaceMeを活用

AIと顔認証技術のパイオニアであるCyberLink(以下、サイバーリンク)および半導体、ネットワーク、サイバーセキュリティ、AI/IoTにおけるトータルサービス・ソリューションプロバイダーの株式会社マクニカは、GROOVE X株式会社の家族型ロボット「LOVOT」(ラボット)の人の認識能力強化に向けたAI顔認証の技術開発に向けた協業を進めていくことを発表した。

これにより、LOVOTが持つ「認識」という基礎的な能力を強化し、人に寄り添い、一緒に過ごすにつれて懐いていく生き物のような生命感をさらに高めていくことに取り組んでいく。


サイバーリンクのもつ高精度なAI顔認証を利用

サイバーリンクは高精度なAI顔認証システム「FaceMe」を開発、提供している。FaceMeは高速な認識速度(0.2秒以下)と高い認識精度(本人識別率99.7%)、角度のついた顔でも認識する広い認識範囲を実現するリアルタイムAI顔認識エンジン。マクニカはサイバーリンクのFaceMeをはじめとした国内外の先進的なハードウェアやソフトウェアを取り扱っている。ユーザーが本当に実現したい“コト”を見極めながら、最適なソリューション提案、導入後のフォローまでを実施し、伴走型のパートナーとしてユーザーの製品開発をサポートしている。

今回サイバーリンクとマクニカ、GROOVE Xの3社はLOVOTが持っている人を認識する能力の向上を図り、さらなる円滑なコミュニケーション実現のため、サイバーリンクのもつ高精度なAI顔認証を利用することで合意した。


「FaceMe」が採用された理由

以下、リリースより引用

LOVOTは下から人の顔を見上げる事が多いため、角度のついた顔画像でも個人を識別・照合できる必要があります。FaceMeには、LOVOTのような組込みシステムでも軽量に動作ができ、かつ顔角度に対しての広い認識精度に期待しています。


家族型ロボット「LOVOT」(らぼっと)

『LOVOT』は名前を呼ぶと近づいてきて見つめてくる。好きな人に懐き、抱っこをねだる。抱き上げるとほんのり温かい。ロボットなのにまるで生き物のような生命感がある、次世代ペットとなり得る家族型ロボット。約4年の歳月を経て2019年12月に出荷を開始、その愛らしい見た目からは想像できない最先端テクノロジーに込められた技術力が評価され、国内外問わず数々のアワードを受賞。世界中で評価され、今最も注目を集めているロボティクスのひとつ。近年はコロナ禍におけるメンタルケア、情操教育、プログラミング教育などの観点からも注目されており、全国の保育園、こども園、小学校などの教育施設や介護施設、企業などにも導入されている。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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