株式会社IMDは、Amazon Alexaデバイスで届いたメールを読み上げる Alexaスキル「メールスピーク」を開発し、2023年5月1日に正式提供を開始した。 また、「Echo Show」「Fire タブレットの showモード」など、画面を搭載したAlexaデバイスシリーズであれば、メールのテキストと添付画像も表示することができる。
メールスピークの概要
「メールスピーク」は、メールの読み上げと画面表示(画面付きのAmazon Echoデバイス等の場合)をするAlexaスキル。
新規アカウント作成で自動発行される「メールスピーク受信用アドレス」にメールが届くと、そのメール内容を読み上げ、文字メッセージと添付画像や書類を画面表示する。
料理や育児・介護など、手が離せないシーンでも、重要なメールに気付くことができる。
また、障碍者や仮眠中の人でも、PCやスマホを操作する必要なく、メール着信と概要を知ることができる。忙しい人のQOLアップも期待できる。
特徴
1).Alexaによる新着メール読み上げは日本初
Alexaが新着メールを自動で即読み上げるスキルは日本初 (同社調べ 2023年4月時点)
2).メール添付の書類や画像も表示
MicrosoftのOffice系アプリで取り扱うファイルやPDF形式、PNG/JPEGファイルなどを画像に変換して表示する。但し、メールへの添付方式やエンコード方式、ファイル種類やサイズによっては、処理時間の制約もあるために変換できない場合がある。
3).日本語と英語に対応
設定や動作について、日本語だけでなく英語にも対応。
4).無料
今後、適切な対価での有料化または広告モデルを視野にしている。ただし、利用者の許諾なく課金することはない。
メールスピークの仕組み
1.「メールスピーク」のアカウントを新規作成
「メールスピーク」のアカウントを新規作成し、自動付与される専用アドレス宛に届くメールが読み上げ対象になる。メールを受信すると、「スマセンサー」が受信検知し、Alexaに通知する。「メールスピーク」スキルを自動起動させるには、Alexaに新着メールが来たことを通知する必要があるため、通知手段としてスマートホームのメール受信通知用Alexaスキル「スマセンサー」へのアカウントリンクが必要となる。メールスピークとスマセンサーのアカウントリンクが必要
2.Alexaへの通知をトリガーに「メールスピーク」がメールを読み上げる。
メールスピーク・スキルをAlexaでアカウントリンクすると、「仮想モーションセンサーデバイス」として「メール検知」デバイスがAlexaスマートホームに追加される。その「メール検知」デバイスのモーション検知を実行条件としたAlexaの「定型アクション」を作成し、メールスピーク・スキルを実行することで新着メールの検知と読み上げを実現している。