PICO×にじさんじのVTuber 8K VRライブ体験!秋葉原「XR BASE」で実施中 没入感、躍動感、実在感のあるVRライブを提供

株式会社NTTコノキューが運営する施設「XR BASE produced by NTT QONOQ」(XR BASE)では、2023年4月28日より6月末予定で、VTuber音楽ライブ『PICO Live Veyond with にじさんじ』のVRライブ体験会を開催している。

体験できるコンテンツは、2023年3月18日と19日に開催された『PICO Live Veyond with にじさんじ day1 / day2』のLIVE映像となっており、入場無料・事前予約不要で楽しめる。また、同体験会は、6月末までの開催を予定しているが、7月以降も継続的に実施する可能性がある。


なお、同サービス/取り組みは NTT グループが展開する XRサービスブランド「NTT XR(Extended Reality)」の取り組みの1つであり、同社は今後も、バーチャルライブの企画・主催から制作受託、更にバーチャルキャラクターを活用したビジネスに幅広く取り組んで行くと述べている。





「XR BASE」とは

XR BASEは、2023年3月30日に秋葉原駅構内にオープンした、コノキューのXR体験施設だ。巨大LEDによるバーチャルライブ、さまざまなデバイスで楽しめるメタバースやデジタルツイン、XRデバイスによるMR技術を活用したコンテンツなど、コノキューが提供するサービス、ソリューション・コンテンツを、入場無料・事前予約不要(一部イベントは事前に抽選を実施)で体験できる場所となっている。同施設を通して、個人の利用者はXRが日常生活に溶け込み、より豊かにしていく世界を体験でき、法人の利用者には製造、流通・小売りなど幅広いシーンにおける業務の変革をサポートするソリューション体験が用意されている。また、同施設内の展示サービス、ソリューション・コンテンツは順次更新予定のため、今後もさまざまな体験を楽しめる。



8K高精細で没入感、躍動感、実在感のあるVRライブを提供

同体験会では、『PICO Live Veyond with にじさんじ day1/day2』のアーカイブ映像をVR端末PICO4で体験できる。同映像は、VRオールインワン技術を提供するPico Technology Japan株式会社主催の8K VRライブで、人気Vtuberであるにじさんじとコラボしたイベントだ。PICOのVRデバイスのハードウェア・ソフトウェアを活かした高精細で没入感のあるライブとなった。また、『PICO Live Veyond with にじさんじ day1/day2』の制作において、バーチャルライブステージにおける出演者の躍動感やそこにいるという実在感の演出が評価され、コノキューのXRライブシステム「Matrix Stream」が採用された。同システムは、独自技術によってリアルライブの照明演出を採り入れることができ、空間や登場人物に対してアニメのような陰影処理を行うことで、よりエモーショナルなバーチャルライブ体験を提供する。


出演VTuber





同体験会における注意事項
・視聴時間は一人5分程度を想定。
・待機列ができる場合は整理券対応となる。
・スタッフが消毒・装着補助・安全確保・時間管理・整理券対応などを行うため、体験まで時間を要する可能性がある。
・スタッフが利用者に注意事項(視聴時間・視聴開始位置等)のラミネートを渡し、利用者側の同意後の体験となる。
・今回体験する「PICO LIVE VEYOND with にじさんじ day1/day2」の映像については、PICO4を装着したタイミングで流れている映像を5分間楽しむことができる(内容を選択することはできない)。
・コントローラーがサイリュームの役割となっており、LIVEに合わせて動作して楽しむことが可能。周囲の人との接触を考慮し、肩幅での上下動作にて体験できる。
・安全管理上、床に記載している範囲の中での体験となる。また、範囲を超えると映像が途切れる可能性がある。
・「LIVE体験に関係する操作」または「アテンダントが依頼する操作」以外の操作は行うことを禁止している。
・PICOは眼鏡装着のまま体験できる設定となっているが、眼鏡のサイズによっては装着が難しい場合があるため、装着するかどうかの判断は利用者側に委ねている。なお、体験による眼鏡の傷・破損などについては、同施設側では責任を負いかねる。
・スタッフの注意事項に反する行為などの参加者の責めに帰すべき事由により発生した事故・怪我等については責任を負いかねる。
・体験できない人:体調が悪い人や怪我をしている人/12歳以下の体験は推奨していない。



▼VRライブの特徴

1. 【VTuberを身近に感じられるVR特有の視聴体験】
通常のVTuberライブと異なり、VRでライブに没入体験することでVTuberを間近で応援できる非日常的なVTuberライブを体験することが可能となる。
2. 【リアルなライブのような視聴体験】
PICOのハンドスティックを使って、ペンライトを振りながらライブに参加できるなど、リアルな会場でのライブと同じようにライブを楽しむことができる。




Matrix Streamシステム概要

同システムは、XRスタジオのモーションキャプチャなど、演者のデータをリアルタイムにバーチャル空間上のキャラクターの動きとして生成し、XRによる音楽ライブや番組などを、リアル会場のスクリーンへの配信、VR配信、スマートフォンなどに向けたオンライン配信 など、リアルタイムに配信することが可能だ。





同システムの特徴

▼国内・海外問わず、複数の配信形態で同時に配信可能
リアル会場やオンライン配信などに加えて、視聴者自らがバーチャル会場に アバターとして参加して バーチャルキャラクターと同じ空間でライブを体験したり、番組を観覧したりすることが可能。


▼独自シェーダーで、リアルタイム性と高クオリティーを両立したバーチャルライブを実現
バーチャルキャラクターや空間を魅力的に表現し、よりエモーショナルなライブを実現するために、表現力と同時にリアルタイム性を追求した独自のシェーダー(プログラム)を導入している。


▼配信サイト独自の機能との連携により、インタラクティブな演出が可能
配信サイトの「コメント」や「投げ銭」などの機能と連携することで、バーチャル空間の演出をインタラクティブに行える。例えば、日本と中国の動画配信サイトにバーチャルライブを同時生配信してそれぞれの言語で応援コメントを入れると、リアルタイムに花火が打ち上がるなど、さまざまな国の人が参加しながらライブを楽しむことが可能だ。また演出表現は、コンテンツの世界観に合わせて柔軟な対応ができる。


▼ライブオペレーションの省力化
一般的なXRライブシステムでは、利用するシステムごとにセットアップを行いキャラクターモデルを修正・調整する必要がある場合もあるが、同システムでは自社・他社を問わず、バーチャルキャラクターモデル導入におけるデータ構造を最適化するツールを開発し、従来は手動で行われていたアバターモデル形式からの変換を自動化する。また、ライブ本番でのオペレーションにおいても、ライブ進行の自動化や、カメラワーク、ライティングにおけるオペレーションの省力化を図り、ライブ運営においてオペレーションコストの効率化を図る。



ABOUT THE AUTHOR / 

ロボスタ編集部

ロボスタ編集部では、ロボット業界の最新ニュースや最新レポートなどをお届けします。是非ご注目ください。

PR

連載・コラム