双日は中国・OrionStar Roboticsが手がける自動配膳・案内ロボットの日本販売総代理店契約を、オリオンスターテクノロジー株式会社と締結したと発表した。
今後、双日はOrionStar Roboticsのロボットを日本市場のさまざまな分野に向け開拓・販売を進めるとしている。
日本のサービスロボット市場は大きな成長の可能性があると認識
OrionStar Roboticsは2016年9月に中国で設立されたロボットメーカー。労働力不足や人件費削減のソリューションとして、AIロボットの開発に注力し、ソフトウェアからハードウェアまで全て自主開発をおこなっており、2023年3月末時点で世界40カ国以上に48,000台以上のロボットを展開、5億人以上の人にサービスを提供している
両社は、「日本のサービスロボット市場が世界最大市場の一つであり、大きな成長の可能性があると認識しており、それぞれの強みを最大限に活用し、密に連携することで、最先端かつ日本独自のロボットソリューション創出、高品質な技術サポートの提供、ユーザーの要望に迅速に対応できるビジネスモデルの確立し、日本市場の大きな成長の推進に努める」としている。
双日はロボットの早期の社会実装を推進
双日は、160年以上の歴史を持つ東京証券取引所の上場の総合商社。様々な製品の製造、販売、輸出入、サービスの提供、グローバル企業への投資など、幅広い事業を行っている。自動車、航空産業・交通プロジェクト、インフラ・ヘルスケア、金属・資源・リサイクル、化学、生活産業・アグリビジネス、リテール・コンシューマーサービスの7つの本部体制で、日本国内外で事業を展開している。
双日グループは現在、日本国内外約430社の子会社・関連会社で構成され、約20,700人の従業員が世界約50か国・地域で活動。
双日は、日本市場を深く理解し、豊富な販売・サービスチャネルを有していることを活かし、オリオンスターは、オープンプラットフォームに基づいた二次開発、拡張性の高いハードウェア、ChatGPTと統合できる強力な音声対話機能など、優れた製品と技術サポートを提供していく考えだ。
オリオンスターと双日は、それぞれの強みを最大限に活用し、密に連携することで、最先端かつ日本独自のロボットソリューション創出、高品質な技術サポートの提供、ユーザー様の要望に迅速に対応できるビジネスモデルの確立、そして日本市場の大きな成長の推進に努めるとしている。オリオンスターは「このパートナーシップの展望に期待し日本市場に価値を提供できることを楽しみにしております」とコメントしている。
双日は今後OrionStar Robotics製のロボットを日本国内のレストランやホテル、スーパー、ホームセンター、工場、倉庫、病院老人ホームなどに販売を行いの商業シーンから介護シーンまでそれぞれ人手不足や非接触での対応などの社会課題解決に向け、本ロボットの早期の社会実装を推進するとしている。