Robosenがトランスフォーマーの高性能ロボット製品群を「東京おもちゃショー」で展示 バンブルビーや映画版リアルモデルもお披露目、塩屋翼氏と河森監督も登壇

今回で60回目となる国内最大規模の玩具の展示会「東京おもちゃショー2023」が東京ビッグサイトで開催中だ。約3万5000点の玩具が一堂に集結。中でもロボットファンにとって注目したいのはRobosenのトランスフォーマーシリーズだ。


Robosenの展示ブース。場所は西一ホールの1-37。

「フラッグシップ オプティマスプライム」と「バンブルビー」による銃撃シーンやアクションシーン、ダンスなどが披露される

RobosenはAIを含めてロボティクス技術を研究開発してきた企業で、高精度なロボットを商品化してきた。代表的な製品はお馴染みの「トランスフォーマー」シリーズのロボットで、日本で既に販売している「フラッグシップ オプティマスプライム」(143,000円)と「エリートオプティマスプライム」(89,980円)だ。

「フラッグシップ オプティマスプライム」のデモは必見

なお、「フラッグシップ オプティマスプライム」の声は映画と同様に玄田哲章氏による収録(70種類以上のセリフを音声収録)となっていて、150のサウンドとアクションが搭載されている。操作はスマホアプリで行うことができ、プログラミングも可能だ。





「バンブルビー」と「映画版オプティマスプライム」を初展示

今回の「東京おもちゃショー2023」の展示ブースでは「エリートオプティマスプライム」の展示はなかったが、代わりに展示会では初公開となる「バンブルビー」や「映画版オプティマスプライム」も展示されている(いずれも価格は未定)。

日本でも人気が高い「バンブルビー」。発売前のもので、今回の展示が初公開

かつて映像作品でバンブルビーを担当した塩屋翼氏の音声が収録されている。


二足歩行に対応し、音声コマンドやアプリで操作するできる。歩行スピードを調整したり、難易度の高いアクションをしたり、倒れても自動的に立ち上がったりも可能。オプティマスプライムと連携しながら、ミニシアターで劇中のシーンを演出する機能も搭載されているという。


もう一方の初お披露目は、8月4日公開の新作映画「トランスフォーマー/ビースト覚醒」から製品化した「映画版オプティマスプライム」。

「映画版オプティマスプライム」。一緒に写っているのはRobosenのCEO、トウ ダモン氏。日本語は堪能だ

「映画版オプティマスプライム」の塗装はリアルなウェザリング仕上げ。これがファンにはなんとも魅力的。



■初お披露目となった「映画版オプティマスプライム」と「バンブルビー」




トラックとロボットの変形では来場者から驚きの声

会場では、稼働デモが常時おこなわれていて、「フラッグシップ オプティマスプライム」がロボットモードからトラックモードに変形したり、銃撃戦を再現したり、腕立て伏せなどキビキビとエクセサイズをこなす様子に、来場客は驚きと感嘆の声を上げていた。

■変形、銃撃、エクセサイズなど多彩な動きができる「フラッグシップ オプティマスプライム」

■「フラッグシップ オプティマスプライム」PV




Robosenの技術と4つのカテゴリー

Robosenはロボティクス技術とAIを駆使して、高精度なロボットを製品化している。更に、製品デザイン、楽しみ方の創出能力などを自社の特長として掲げている。


同社は製品群を機能的に4つのカテゴリーに分類していて、商品名に反映もされているのでそれを理解しておくとわかりやすい。最上位のフラッグシップは自由変形をはじめとして、アプリ動作やプログラミングも行える「IPキャラクター」(ここではトランスフォーマー)の本格的な製品シリーズとなる。次の「シグネチャー」は、自由変形や二足歩行などの機能がないが、こちらも「IPキャラクター」の魅力をロボット化した製品だ。「映画版オプティマスプライム」がこれに該当する。次の「パフォーマンス」は「IPキャラクター」を更に簡易的な機能に限定しつつ、二足歩行を実現したり、細部にわたって再現性を目指したロボットで、「バンブルビー」が該当する。そして、IPキャラクターではなく、オリジナルなロボットとして「インテリジェンス」も用意されている。


同社、オリジナルデザインにも既に多くのファンがいて、カスタマイズをしたり、SNSに写真を投稿したりして楽しんでいる。こんな感じ(下の写真右)。

フラッグシップシリーズ
主にコレクション向けのハイスペック製品として、IPキャラクターの外観を再現し、自動変形、二足歩行、高度なアクションを備えた製品シリーズ。

シグネチャーシリーズ
このシリーズは、IPキャラクターの姿を細部まで忠実に再現し、原作の再現性を重視。細部へのこだわりは、重要な製品ポリシーとなっている。自動変形や二足歩行の機能はないが、様々なアクションの動きを実現することができる。家庭においても、オフィスにおいても、ハイテクなコレクションアイテム、フィギュアとしても利用できる。

パフォーマンスシリーズ
家庭用、個人用エンターテインメント製品として、二足歩行、様々なアクション、優れた運動能力を備えて、高いコストパフォーマンスを実現する。

インテリジェンスシリーズ
インテリジェンスシリーズは、IPキャラクター以外の製品として、優れたコミュニケーション能力を備えた、家庭用パートナーロボットがメインとなる。


河森正治氏がプロダクトイマジニアリングパートナーとして就任

今回の展示ブースでも発表されたが、メカニックデザイナーであり、アニメーション監督・演出家の河森正治氏がプロダクトイマジニアリングパートナーとして就任、新しいロボットの構想、設計に参画することが発表された。今後は更にユニークな製品が期待できそうだ(河森氏も説明会に登壇)。

河森監督といえば「マクロスシリーズ」や「アクエリオンシリーズ」で知られる。デザイナーとしては、マクロスのヴィルキリーやエウレカセブンのLFO、古くはアニメ映画『クラッシャージョウ』のメカニックデザインも担当。2025年の大阪・関西万博では、テーマ事業プロデューサーを務める


声優の塩屋翼氏が登壇

初日の説明会では、バンブルビーに収録されている声を担当した塩屋翼氏がゲストとして登場した。塩屋翼氏と言えば、筆者の年代で言えば「海のトリトン」「科学忍者隊ガッチャマン(つばくろの甚平)」など、まさにレジェンドだ。


「バンブルビー」は塩屋氏の音声と合わせて、活き活きとしたアクションを可能としている(「バンブルビーパフォーマンス」は、トランスフォーマージェネレーション1(G1)スタイルを再現)。繰り返しになるが、「バンブルビー」は音声制御、アプリコントロールなどで二足歩行し、ダンス、攻撃モーション、自動起き上がりなど様々なアクションが可能。プログラミング、ミニシアター(Robosenオプティマスプライムとの会話連携機能)などの機能も搭載している。


「フラッグシップオプティマスプライムトレーラーセット」 は3日で完売

展示ブースでもデモがおこなわれていたが「フラッグシップオプティマスプライム」はトレーラーと連結して動作することができる。このセットは、「フラッグシップオプティマスプライムトレーラーセット」として、実は2022年10月に日本で限定予約販売されたが、用意した200セットが、わずか3日間で完売してしまった(¥99,900)。トレーラーセットは、「コンバットデッキモード」と「整備ドックモード」に完全自動変形することができ、小型偵察機「ローラー」も単独でのリモート操作が可能だ。これらによって、オートボット司令官オプティマスの完全な姿ができた、としている。製品の復活に期待したい。

■「フラッグシップオプティマスプライムトレーラーセット」


■映画『トランスフォーマー/ビースト覚醒』特報

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神崎 洋治

神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。

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