テキスト共有アプリ「Threads(スレッズ)」調査結果発表 認知度に男女差、登録の度合いは?

フォーイットが運営するWeb3メディア「Mediverse(メディバース)」は、Meta社が2023年7月5日にリリースしたテキスト共有アプリ『Threads(スレッズ)に関するアンケート』を独自で実施。その調査結果を発表した。

調査概要と調査結果

調査概要
対象者 全国の20~59歳の男女
サンプル数 500人
居住地 全47都道府県
調査方法 ネットリサーチ
調査実施日 2023年7月8日
調査メディア Mediverse


テキスト共有アプリ「Threads(スレッズ)」認知度

リリースから3日後に、Mediverseが行った独自アンケート調査によると、国内におけるThreadsの認知度は4割以上という結果が出ており、その影響力の大きさが垣間見える。




男女別に見ると、Threadsの認知度にはジェンダー差が見られた。男性の認知度は約半数の47.2%に対し、女性の認知度は3人に1人程度の35.0%にとどまっており、男性の方がThreadsリリースに関する情報を得やすい環境にいたことがうかがえる。




年代別に見ると、Threadsの認知度が最も高かったのは30代・40代の40.8%。他年代も概ね37%前後となっており、認知度に年代はあまり影響していないことが見てとれる。




世帯年収別の認知度がもっとも高く、過半数を超えていたのは、世帯年収1,000万円以上であった。また、世帯年収500万円~700万円も半数が認知していたのに対し、他年収層ではいずれも4割に満たない状況となっており、Threadsのリリースに関する認知経路が世帯年収によって異なっていることが推測される。




Threads登録有無

Threadsを認知していると回答した41.4%のうち、実際に登録を行っていたのはわずか15.5%という結果となった。

本調査は、リリースから3日後に実施したものであるため、すでに登録した先駆者のアプリに対するリアクションが、今後の新規登録者数増減の一因となりうることが推察される。




男女別に見ると、「Threads(スレッズ)」登録有無にはジェンダー差が見られており、男性の登録率は女性の2倍以上であった。




年代別に見ると、20代は約4人に1人が登録しており、30代では約5人に1人、40代では約6人に1人、50代では約25人に1人と、年代が上がることに登録率は下がっている。登録時にInstagramアカウントが必要なため、その特性も相まって比較的若年層~中年層と親和性の高いアプリであることが見受けられる。




世帯年収別に見ると、登録率がもっとも高かったのは、前述の認知度と同様に世帯年収1,000万円以上であり、約3人に1人が登録していた。続いて多かったのは、300万円以下の年収層と300万円~500万円の年収層となっており、こちらはいずれも約6人に1人の割合であった。

一方、登録率がもっとも低かったのは、世帯年収500万円~700万円でわずか7.0%となっており、既述の通り、こちらの年収層の半数はThreadsを認知していたにもかかわらず、登録率との乖離が他年収層に比べて顕著であることから、新しいアプリがリリースされたことを認知しながらもなんらかの理由によりあえて登録を行っていないという選択をしている、という心理的背景が推察される。




総論

今回のアンケート調査結果では、Threadsのリリースからわずか3日間で国内において4割以上の認知があり、その認知度には、年代よりも性別と世帯年収が影響していることが見られた。

また、認知層の中で実際にアプリへの登録を行っていたのは15.5%に留まっており、その登録率には、性別・年代・世帯年収によってそれぞれ異なる傾向があることが明らかになった。

さらに、世帯年収500万円~700万円の年収層にクローズアップしてみると、認知しながらもあえて未登録、という傾向が他年収層に比べて明確なことから、この層が何らかの登録をしない意思があることが垣間見え、特有環境が起因していることが考えられる結果となった。

ABOUT THE AUTHOR / 

ロボスタ編集部

ロボスタ編集部では、ロボット業界の最新ニュースや最新レポートなどをお届けします。是非ご注目ください。

PR

連載・コラム