Pepperが補助講師の授業プログラム Robo Blocksスクールテンプレート集に「Pepperと学ぶGIGAワークブック」を追加

現在、子どもを取り巻く環境は日々変化しており、情報端末を使用してゲームやソーシャルネットワーキングサービスを利用するなど、日常的にインターネットサービスを使用している状況にある。

さらに、2019年に文部科学省が打ち出した教育改革案「GIGAスクール構想」を契機に、1人1台タブレットなどの端末が配布され、ますます情報社会に対応する必要性が高まっている状況で重要となるのが、情報社会で適正な活動を行うための基になる考え方と態度を学ぶ「情報モラル教育」だ。

こうした状況を踏まえ、ソフトバンクロボティクス株式会社は、人型ロボット「Pepper」を活用した授業プログラムのテンプレート集「Robo Blocks(ロボブロックス)スクールテンプレート」に、「情報モラル」と「情報活用」について学ぶ授業プログラム「Pepperと学ぶGIGAワークブック「使う前に」」を2023年7月18日から追加した。



「GIGAワークブック」について

「GIGAワークブック」はGIGAスクール構想の中でより重要となっている「情報モラル」と「情報活用」の育成や向上を図るためにLINEみらい財団が開発した、新たな活用型情報モラル教材だ。「情報モラル」と「情報活用」に焦点を当て、ネットの特性や適切なコミュニケーション方法、情報のリスクなどを学ぶ情報モラル教育の内容を充実させている。加えて、上手に情報やICTを活用し、情報社会に参画して社会に働きかけるための情報活用についても学べる内容も盛り込まれている。

■【動画】活用型情報モラル教材「GIGAワークブック」ショートVer.




「Robo Blocksスクールテンプレート」について

同社が開発したPepperのプログラミングツール「Robo Blocks」を使い、プログラミング教育以外でもPepperを活用してもらうことを目的に開発した「Robo Blocksスクールテンプレート」は、Pepperをアシスタントティーチャーとして活用し、「防災教育」「環境教育」など、現代を生きる子どもたに必要な領域について学び、考える機会を創出する授業プログラムとなっている。同授業プログラムでは、「GIGAスクール構想」の中でより重要となっている「情報モラル」と「情報活用」の育成や向上を図るためにLINEみらい財団が開発した、新たな活用型情報モラル教材「GIGAワークブック」の内容を活用している。

■【動画】Robo Blocks スクールテンプレート 紹介動画

また、同社が提供する「Pepper for Education」「Pepper 社会貢献プログラム2」に参加する自治体・非営利団体・教育機関へ同授業プログラムを提供。授業の進行役をPepperが担当し、児童・生徒がPepperとのやり取りを通して情報モラルに興味を持てるようになり、自らの判断で状況に応じた的確な行動が取れるような知識の習得や定着を目指している。


「Pepper for Education」と「Pepper 社会貢献プログラム」

ロボットと共生する未来の社会を担う子どもたちの論理的思考力や問題解決力、創造力育成を支援するためにソフトバンクロボティクスが提供しているプログラム。Pepperをプログラミング教育の教材として全国累計約1,300に提供しており、プログラミング教育の学習成果を披露する「STREAM チャレンジ」なども実施している。


▼「情報モラル教育」授業プログラムの流れ

導入 Pepperとのやり取りを通して児童・生徒の興味を引き、授業テーマへの関心を持たせます。
議論 Pepperが進行役となり、情報モラルに関する3つのテーマを示します。各テーマに応じた知識や情報に基づき、児童・生徒が適切な行動について議論します。
発表 授業を通して気付いたことをまとめ、児童・生徒が発表します。



▼「情報モラル教育」の授業で使用するスライドの例

アイスブレイク:Pepperと挨拶・学習課題の把握

ディスカッション:それぞれの考えをグループで話し合う・発表する

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ロボスタ編集部

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