
チャットプラスは2023年6月28日に大学生向けのチャットボットコンテスト「社会課題を解決する AIチャットボットコンテスト」、「ChatGPT イノベーションコンテスト」を開催。早稲田大学 西口泰正氏の「地域コミュニティ活性化のためのチャットボット」、慶応義塾大学・大木基嗣氏の「目標達成のためのチャットボット:rAIval」が最優秀賞を獲得した。
厳正なる審査の後各賞を選出
コンテストでは各エントリー作品の発表が行われ、厳正なる審査の後優秀作品が選出された。
「社会課題を解決する AIチャットボットコンテスト」部門
「社会課題を解決する AIチャットボットコンテスト」部門では最優秀賞1名、優秀賞1名、特別賞1名が選出、表彰された。
【最優秀賞】
「企業の環境負荷削減や環境啓発活動に関するチャットボット」(早稲田大学 西口泰正氏)
「中長期目標」や「環境問題への取り組み」などの情報をステークホルダーに発信できるチャットボット。
現在、企業に求められている環境負荷軽減や環境啓発活動に対し真正面から向き合っていること、ステークホルダーへの情報開示やよくあるコミュニケーションが考えられており、十分実用化できるレベルのチャットボットとして審査員から高く評価された。
【優秀賞】
「地域コミュニティ活性化のためのチャットボット」 武蔵野美術大学 池田逸水氏
【特別賞】
「キャリアサポート支援のチャットボット」成安造形大学 久留飛舞氏
「ChatGPT イノベーションコンテスト」部門
「社会課題を解決する AIチャットボットコンテスト」部門では最優秀賞1名、優秀賞1名、特別賞7名(1名と2グループ)が選出、表彰された。
【最優秀賞】「目標達成のためのチャットボット:rAIval」(慶応義塾大学 大木基嗣氏)
目標の達成と自己成長を手助けしてくれるライバルとなるチャットボット。
利用者が目標を設定すると、利用者よりも少しレベルの高いライバルが生成され、モチベーションを維持しながら目標を達成するまでのコミュニケーションをとることができる。
独創的で生成型AIの特性を活かした発想力と、ディテールまで考えられた機能とデモの実装力が審査員から高く評価された。
【優秀賞】
「スケジュール登録ができるチャットボット:Calen」 岩手大学 内藤剛汰氏
【特別賞】
「大学の情報をAIが回答するチャットボット:KEIO-GPT」慶應義塾大学 清水駿太氏
「LINEグループメッセージの要約ができる:ヘイムシ―」東京電機大学 小野田輝朗氏・小久保三四朗氏・西島海斗氏
「症状から病名を予測し、付近の病院の情報伝える:病気簡単チェック君」東京電機大学 美好海人氏・千葉工業大学 福田篤浩氏・電気通信大学 遠藤葵氏
表彰式では表彰のほか、賞金としてそれぞれ最優秀賞には10万円、最優秀賞には3万円、特別賞には1万円が贈呈された。
チャットプラスは、日本のAIチャットボット市場のトップシェア企業として、日本のAI人材の育成のため、技術的なスキルや問題解決能力の向上に努めてるとしており、このようなコンテストを開催することは、将来の日本の社会や産業の発展にも寄与できるものだと考えており、新しいビジネスモデルの育成や技術力の向上とともに日本の経済的発展に貢献するとのことだ。
チャットプラス株式会社
この記事を読んだ人におすすめ
-
日本発オルツの対話型AI「LHTM-2」は「ChatGPT」とどう違うのか!? 高性能AIチャットボットが普及する未来とは? オルツCTOに聞く
-
「AIOne」がGPT-4に対応したAI回答リアルタイム表示機能リリース 「ChatGPT」や「Stabble Diffusion」など生成系AIに切替可能
-
「AI・人工知能EXPO【春】」開催!ChatGPTなど生成系AI/ジェネレーティブAI関連技術の出展や講演も
-
茨城県公認VTuberが会話生成AI「ChatGPT」対応「AI茨ひより」に!会話動画を公開 ニコニコ超会議2023茨城県ブースに登場予定
-
『ChatGPT』がWeb会議議事録作成の負担を軽減 Web会議ツール「RemoteMeeting」にChatGPT搭載の新機能「AIサマリー」
-
ZEALS、松尾研究所と共同で実証実験ソリューション「チャットコマースGPT」の提供を開始 大規模言語モデルの実用化を加速
-
スパイク、最短15分で「簡単」に公開可能なChatGPT対応「LINE AI」が作れる『AIツクル』をリリース 収益化機能も搭載
-
アイレップ、ChatGPT等の大規模言語モデルのマーケティング分析プラットフォーム「IREP LLMs PLAYGROUND」運用開始
-
NVIDIAが「ChatGPT」など大規模言語モデル(LLM)の「AIチャットボット」を安全運用するための制御ソフトをオープンソースで公開