音声技術の開発に取り組むSupertoneは、Netflixの大ヒット・ドラマシリーズ「マスクガール」とコラボレーションし、最先端の独自の「複数話者音声合成技術」を活用したことを公表した。
「マスクガール」は、配信開始2週目にしてNetflixの世界トップ10(非英語TV)で首位を獲得したシリーズで全7話からなる。平凡な会社員キム・モミがマスクで顔を隠しながら、人気ライブ配信者「マスクガール」として活動するなかで起きるストーリーを描く。
Supertoneは、「マスクガール」の声を作るためにキム・モミを異なる文脈で演じる2人の女優、ナナとイ・ハンビョルの音色と演技のトーンを融合させる技術を採用した。
この音声融合技術が、独特の声を創りだし、キャラクターの多面性に生命を吹き込んだという。
『マスクガール』にユニークな声を吹き込む
Supertoneの代表であるイ・ギョグは「Supertoneの技術は、コンテンツ制作陣が『マスクガール』にユニークな声を吹き込むというビジョンを実現し、コンテンツ全体のクオリティと視聴者のエンゲージメントの向上に寄与しています。『マスクガール』のクリエイターとのコラボレーションを通じて、シームレスなコンテンツ体験の完成に貢献できることを嬉しく思います」とコメントしている。
Supertoneとは
Supertoneは韓国のエンターテインメント会社である「HYBE」(ハイブ)に買収され。今は「HYBE」の事業部門の一つであり、AIオーディオ企業であり、最先端のサウンドソリューションを通じてクリエイティブなコンテンツに革命をもたらすことが期待されているオーディオテクノロジー企業。
Supertoneの技術はDisney+のドラマシリーズ「カジノ」にも応用され、60代の俳優の声を30代の声に変えて古い記憶を懐かしむシーンを創り出した。これは、音声の老化防止技術がテレビシリーズに適用された世界初の例となった。また音楽業界では、Supertoneの音声技術により、HYBE LABELSアーティストのMIDNATTがスペイン語からベトナム語まで6ヶ国語で同時に楽曲をリリースするという快挙も達成している。
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