
ツバメインダストリ株式会社は、同社が開発した製品、搭乗型ロボット『アーカックス』(Archax)に関して、河森正治監督デザインの「特装型モデル製品化プロジェクト」を始動したことを9月30日に発表した。
なお「特装型モデル」のデザインは、本年度開催の「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー:旧 東京モーターショー)」の同社ブースで公開される予定となっている。
全高4.5mの搭乗できる変形ロボット「アーカックス」
ツバメインダストリは、「サイエンスフィクションの世界を、サイエンスリアリティへ」という理念のもと、SFに出てくるような大型ロボットに実際に乗り込んで操縦するという多くの人が憧れた体験を世界に提供すべく、2021年8月に設立した。
そして、2023年8月に製品として報道関係者向けに実機を公開した。(関連記事「全高4.5mの搭乗できる変形ロボット「アーカックス」を公開 SFやアニメが現実に!まずは限定5台で販売開始 ツバメインダストリ」)
その際、アーカックスの特装型モデルを河森正治監督デザインで開発する予定を明言していた。特装型アーカックスとは、アーカックスのフレームをベースに外装パーツを特注で制作して外観を変更したモデル。
超時空要塞マクロス、アクエリオンシリーズ、攻殻機動隊、ガンダムシリーズなど担当
河森正治監督は、アニメーション監督、企画、原作、脚本、映像・舞台演出、メカニックデザイナー等を手がけるビジョンクリエイター。
慶応義塾大学在学中に原作者の一人として携わったTVアニメーション『超時空要塞マクロス』で、登場する三段変形メカ、『バルキリー』のデザインを担当したことでも知られている。
また、劇場作品『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』で23歳の若さで監督に抜擢。『マクロス』シリーズ以外にも『地球少女アルジュナ』、『アクエリオン』シリーズ、メカニックデザイナーとして、『機動戦士ガンダム0083スターダストメモリー』、『攻殻機動隊』、『サイバーフォーミュラ』、『アーマード・コア』、ソニーのエンターテインメントロボット“AIBO”『ERS-220』、日産デュアリスCMメカ『パワード・スーツ デュアリス』、ソニースマートウォッチ『wena』のデザインをするなど幅広く活動。
更には2025年大阪・関西万博 テーマ事業プロデューサーに就任している。
河森正治監督がアーカックスをどのようにリデザインするのか、「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」でのデザイン公開が楽しみだ。
搭乗型ロボット「アーカックス」の第2弾動画「No CG & Real Speed」を公開 全高4.5mの迫力アクションと走行、コクピット映像も
全高4.5mの搭乗できる変形ロボット「アーカックス」を公開 SFやアニメが現実に!まずは限定5台で販売開始 ツバメインダストリ
身長4.5mの搭乗型ロボット「アーカックス」最高速度での走行とモードチェンジの動画を公開 ビークル/ロボットモードでの走行動画も
ツバメインダストリ 公式サイト
ABOUT THE AUTHOR /
神崎 洋治
神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。