Robot Consulting代表 横山氏と弁護士 橋下徹氏が「AI時代にあるべき司法サービス」についてディスカッション 動画を公開

AI時代にあるべき司法サービスについて、Robot Consultingの代表取締役 横山英俊氏と弁護士で元大阪府知事・大阪市長の橋下徹氏が対談。伝統的な士業サービスに対する問題意識や、Robot Consultingのサービス「ロボット弁護士」などで実現していきたい世界観について語り合った。

対談は前半・後半の二部構成となっており、YouTubeなどで公開されている。

対談前半は経営の専門家の重要性や業界環境の整備について議論

対談前半では、非資格保持者の士業関与や組織経営に焦点を当て、経営の専門家の重要性や業界環境の整備について議論。

特に、弁護士によるヒアリング作業の非効率性に注目し、AIの導入が業務の効率化や消費者の利益向上にどう寄与できるか、また、弁護士会との関係にも触れた。

「AIが普及する未来、法律業界はどう変わるか(前編)

後半では、司法のAI化に関する見解が交わされた

対談後半では、司法のAI化に関する見解が交わされ、橋下氏の「士業の多くはAIで行えるが、判決に対する納得感や権威性には人間の関与が不可欠」という主張に対し、横山氏もAIの専門領域化と人間の管理の必要性の認識を共有。

メタバースの法的領域に関しても触れ、今後将来的に必要とされるメタバース内の法律を具現化する考え、また、メタバースの不動産や雇用契約書の概念にも触れ、従来のリアルな世界の法律とは異なる新しい法の形成が必要となることを示唆した。

「AIが普及する未来、法律業界はどう変わるか(後編)

「ロボット弁護士」の活用をより推進させて行くことが司法サービスの充実に繋がる


対談では、日本がAIやメタバースの活用で世界をリードするための姿勢を持つべきであると再認識したと同時に、その取り組みの一環としてRobot Consultingの「ロボット弁護士」の活用をより推進させて行くことが司法サービスの充実に繋がるとも話し合われた。

Robot Consultingが開発をしている「ロボット弁護士」はメタバース上の法律について話が聞けるAIサービス。メタバースの法に精通した弁護士事務所が監修。メタバース空間を想起させるUIやChatGPTとの連携による高度なAIの返答により、高いレベルでのサービス体験をユーザーに提供することが可能で、必要に応じてリアルの弁護士にも相談できるサービスで、本サービスにより、法律相談をもっと身近に感じる社会を目指すとしている。

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ロボスタ編集部

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