アスクルの大型倉庫にPopPickソリューションを318台納入「高密度収容や庫内作業効率化」をサポート ギークプラス

物流自律移動ロボット(AMR)世界シェア首位のユニコーン企業である株式会社ギークプラスは、アスクル株式会社がASKUL Value Center 関西(AVC 関西)にてギークプラスの新製品「PopPick」を導入したことを2023年12月15日発表した。

AVC 関西では同社の搬送型ロボットが2019年から既に稼働しており、今回は追加の導入となる。PopPick製品の自動搬送ロボットとしては国内最多採用台数となる、318台を納入し、段階的な導入計画に基づき、そのうちの246台が12月21日に稼働を開始。これにより、効率的な入出荷を実現する。






今回の導入について

アスクルでは、同社のGTP(Goods To Person/ピッキングを担当する作業員のいる場所まで直接荷物を搬送するロボット)ソリューションを複数のセンターにて使用し、業務の自動化業務負荷の軽減、それによる商品在庫効率や作業生産性の向上を図っており、アスクルの重要な戦略である【品揃えの拡大】をかなえるために「PopPick」が採用された。同社は、この新たなシステムが、より効率的かつ効果的な物流体制の構築に寄与することで、顧客体験の向上を目指すと述べている。

ASKUL Value Center 関西庫内の様子

防火区画制限なくロボットの走行が可能

PopPickステーション




PopPickについて

倉庫の高さを有効活用し、防火シャッター直下を通過できる高さ(3.8メートル)で稼働が可能。防火区画をまたいでロボットが行き来することで、防火区画ごとでオペレーションを区切らず、広い空間を一体的に運用できるのが特徴。ラックの保管効率向上に加え、AGVのメリットのコストパフォーマンスと台数設定の柔軟性を活かした設計を採用している。出荷動向などのデータを基に、今後のオーダーを予想して出荷が見込まれる商品の入ったコンテナを1つの棚に集めておく機能を持たせており、より短時間で作業を終えられるようにしている。スタッカークレーンは1つのステーションで2台が稼働し、1時間に650コンテナを取り扱える。AGVは1回に60個のコンテナを搬送できる。


■【動画】【新商品】PopPick Station


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ロボスタ編集部

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