デジタルヒューマンがシャープ、miiboと共同で開発中の生成AIを活用した会話型AI搭載の「リアルAIアバター」をCES2024に出展

独自の「エッジAI」開発の構想に参画しているデジタルヒューマンは、開発パートナーのmiiboと共に、2023年11月10日から開催されたシャープ創業111周年記念イベントの「SHARP Tech-Day」を経て、改良を重ねたエッジAIのプロトタイプを「CES2024」で出展することを1月10日に発表している。


シャープ エッジAI構想について

シャープの掲げるエッジAI構想は、独自のEdge AI技術(CE-LLM:Communication Edge LLM)をコアに、家電を含む家庭の様々な機器、様々なAI・ネットサービスを高度に組み合わせ「より使い勝手のよい、人に寄り添うAI」プラットフォーム実現を目指すもの。

「SHARP Tech-Day」では、同構想のプロトタイプが展示された。生成AIを用いた「会話型AI」を組み込み、人間との自由度の高い柔軟な会話が可能なほか、会話を通じてシャープの様々な家電と連携できる設計となっている。

この会話型AIの構築や制御には、miiboの提供する会話型AI構築プラットフォーム「miibo」を採用。miiboを活用して人に寄り添う会話型AIの構築を目指しており、フロントエンドには、デジタルヒューマンの提供するリアルAIアバターを採用。同社の提供する音声認識・音声合成ともスムーズに連携する高精度なAIアバターを介して、人間とAIの自然なコミュニケーションを実現する。

CES2024では、同構想のプロトタイプを展示する。

miiboについて


miiboが手掛ける会話型AI構築プラットフォームmiiboは、爆速かつプログラミング不要で会話型AIを構築できるサービスです。GPTなどの強力なLLMを手軽にカスタマイズし、様々なユースケースで活用可能な会話型AIを爆速で開発・運用できる。

【miiboで作ったAIのユースケース例】
・カスタマーサポート24時間自動応答AI
・社内ヘルプデスク応答用AI
・AIキャラクターの開発
・芸能人・アーティストの会話型AIの開発
・AIアシスタントの開発
・AIライターの開発

上記を含む様々な用途に活用可能な会話型AIがmiibo上で日々生み出されており、上場企業や地方自治体などでも導入が進んでいる。

デジタルヒューマンについて


デジタルヒューマンが提供するデジタルヒューマンは、AIとコンピューターグラフィックス技術の組み合わせによる次世代のAIアバターで、人間とAIの良い点を組み合わせたハイブリッドな存在。

『リアル世界』と『デジタル世界』の双方で同時に活躍することができ、人間のように耳と声をつかって、AIドリブンのリアルタイム対話を楽しめるため、マーケティング、セールス、サービスなどの各チャネルにおいて、圧倒的な没入感をもたらし、強く記憶に残るデジタル体験を提供する。

日本語をはじめ、28言語に対応した音声認識や音声合成機能を搭載しており、さらにChatGPT、LLM(大規模言語モデル)、ジェネレーティブAI、RPA、チャットボット、eKYC、感情推定、年齢や性別の分析などその他多数のAIツールを統合して、投資効果を最大化する。
デジタルヒューマンは “想像を超える新たなコミュニケーションチャネル” として、労働力不足といった社会問題の解決にも寄与することが期待されている。

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ロボスタ編集部

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