「レスキューロボットコンテスト2024」(レスコン) 競技予選に出場26チームが決定 救助ロボットの競技を通じて防災を普及啓発

レスキューロボットコンテスト実行委員会は、「レスキューロボットコンテスト2024」競技会へ出場する26チームを採択した。

2024年6月23日にオンラインで実施する競技会予選で、2024年8月10日〜11日にかけて神戸市の神戸サンボーホールで開催される競技会本選に出場する14チームを選抜する。

レスキューロボットコンテスト(レスコン)とは

レスキューロボットコンテスト(レスコン)は阪神・淡路大震災を契機に始まった、レスキューを題材とする1/4スケールのロボットコンテスト。救助競技を通じて防災に関する普及啓発を行っており、「ユーザー視点を大事にする技術者育成」の役割も担っている。


屋内を模した競技フィールドで、2チームが競技に挑む

競技会は2000年から毎年開催、参加したチームは延べ500を超え、その活動は高く評価されており、2016年には「第7回ロボット大賞(審査員特別賞)」を、2019年には「第14回 竸基弘賞特別賞社会貢献賞」、「2019年度計測自動制御学会SI部門功労賞」を受賞している。

レスキューロボットコンテスト2024 について

各チームが挑戦するのは、災害対応ロボット(レスキューロボット)によるテストフィールドでのレスキュー活動(競技)。

各チームはコンテスト側から示された想定災害シナリオに対してレスキューシステムを提案し、競技会までの約半年にわたりレスキューロボットの開発とレスキューシステムの実現に取り組む。最優秀チームに贈られるレスキュー工学大賞を目指した「やさしい救助」への様々な取り組みは必見だ。


各チームごとに製作したロボットを持ち寄り、競技に挑む

レスキューロボットコンテスト2024の競技会予選は2024年6月23日にオンラインにて開催。競技会予選から選抜された14チームが2024年8月10日~11日に神戸サンボーホールにて開催される競技会本選に出場する。


競技会本選では、各チームのレスキューロボットを間近で見ることができる


レスキューロボットコンテスト2024 競技会参加チーム一覧

・RMF rescue(電気通信大学ロボメカ工房)
・Iterators(関西学院大学ロボコンサークルAiMEiBA)
・initiAlize(近畿大学工学部ロボット研究部)
・UP-RP(大阪工業大学 梅田ロボットプログラミング部)
・S.S.S.S(学生・社会人合同チーム)
・MCT(松江高専 機械工学科)
・LSQ(函館工業高等専門学校)
・がんばろうKOBE(神戸高専レスキューロボットコンテストチーム)
・QoQ(芝浦工業大学 マイクロロボティクス研究室)
・救命ゴリラ!!(大阪電気通信大学 自由工房)
・K.KNIGHTS(学生有志チーム)
・JAIRES(北陸先端科学技術大学院大学 ロボット研究部)
・そーきゅー(産業技術短期大学 地域活動プロジェクト)
・大工大エンジュニア(大阪工業大学)
・TASUKE隊(産業技術短期大学 ロボットプロジェクト)
・とくふぁい!(徳島大学ロボコンプロジェクト)
・富ロボレスキュー(富山大学ロボコンプロジェクト)
・長湫ボーダーズ(愛知工業大学 レスキューロボット研究会)
・日大RB(日本大学 機械工学モノづくり工房)
・Fukaken(福祉科学研究会)
・HolyLab(東京都立産業技術高等専門学校荒川キャンパス)
・都工魂(大阪府立都島工業高校)
・レスキューHOT君(近畿大学福岡 ロボット工作研究会)
・レスキューやらまいか(静岡大学ロボットファクトリー)
・レンコン(Ro.T.U.S.)
・六甲おろし(神戸大学)
※応募時点での表記(一部変更あり)


レスキューロボットコンテスト2023の様子(表彰式)


レスキューロボットコンテスト2024 スケジュール

・2023年12月3日:
ロボット×レスキューフォーラム2023(オンライン開催)、 参加チーム募集

・2024年2月20日:
審査結果・競技会予選参加チーム 公表

・2024年3月下旬:
参加チームを対象とした技術講習会(非公開)

・2024年6月23日:
競技会予選(オンライン開催)、競技会本選参加の14チームを選抜

・2024年8月10日~11日:
競技会本選(神戸市にてハイブリッド実施・会場:神戸サンボーホール)

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ロボスタ編集部

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