ドコモ 親の在室状況をスマホアプリで確認・テレビ電話で会話が可能な“デジタル近居”サービス「ちかく」の提供開始へ

ドコモとチカクは、まるで近くに暮らしているかのように、お互いをより身近に感じながらも、ほどよい距離感を保てる“デジタル近居”サービス「ちかく」の提供を2024年4月中旬以降に開始する。

家型の端末を高齢者の自宅テレビに接続することで、離れて暮らす親の在室状況をスマートスマートのアプリから確認でき、そのまま手軽にテレビ電話で話すことができるサービスとなっている。

なお、「ちかく」は、2023年5月24日に締結した高齢者向けICTサービス開発に関する両社の業務提携契約に基づく、高齢者の新たなライフスタイルを創出する共創プロジェクトの第一弾となる。


見守りサービスへの期待感と拒否感

日本は超高齢社会に入り、65歳以上の高齢者の総人口に占める割合が年々増加を続ける中、10人に1人が80歳以上となり、2030年には80歳以上の高齢者が実に1,500万人を超えると推計されている。(総務省「統計トピックスNo.138」より)さらに、2040年には、1人暮らしの高齢者世帯は約900万世帯にも上るとされている。(内閣府「令和5年版高齢社会白書」より)

マーケティング調査の一環で実施した、親が1人暮らしをしている子ども世代へのインタビューでは、「親と連絡が取れないことが多く、不安になることが多い」「ひとりで体調を崩していたり、倒れていたりしないか心配」など、親に対して不安を抱えていることがわかった。一方で、親に見守りサービスの導入を打診しても、「監視されているようで嫌」「自分にはまだ早い」など、見守りサービスに対する親の拒否感が導入の大きな障壁となっていることも判明した。

こうした背景からドコモとチカクは、まるで近くに暮らしているかのように、お互いをより身近に感じながらも、ほどよい距離感を保つことができるデジタルサービスの開発を進めていった。


離れて暮らす親の在室状況を確認できるサービス

「ちかく」は、家型の端末および専用アプリを利用して、離れて暮らす親の在室状況を確認でき、そのまま手軽にテレビ電話で話すことができるサービス。親側は、端末を自宅のテレビに接続するだけでテレビの大画面でテレビ電話を楽しむことができる。


端末にはSIMが内蔵されているため、Wi-Fi設定やインターネット工事は一切不要で、すぐに使用を開始することができ、使い慣れたテレビとリモコンで操作が可能なので、デジタル機器の操作が苦手な高齢者でも簡単に利用することができるようになっている。

子側は、アプリから気軽に親の在室状況を確認でき、さらにアプリを通してテレビ電話をかけたり、その会話中に写真を共有することも可能となっている。


さらに、アプリ上で「あんしんモード」をオンにすると、親の起床・就寝、在室履歴など生活リズムの変化がわかる生活ログ機能や、事前に設定した時刻を過ぎても親の起床が確認できない場合、アプリに通知が届く起床未確認通知機能、異変を感じたときに、親が端末を操作することなく、テレビを設置している部屋の様子を確認することができる安否確認電話機能も利用でき、よりあんしん感を持ちたい子ども世代のニーズにも応えることができるようになっている。


「ちかく」の概要

主な特長・機能

【「ちかく」端末】
・テレビの大画面で、テレビ電話ができる。
・SIM内蔵で、Wi-Fi設定やインターネット工事は不要。テレビと電源コンセントに繋げるだけで簡単に利用できる。(テレビはHDMIを接続できる必要があり)

【「ちかく」アプリ】
・アプリ内の家の窓の灯りで、親の在室状況がわかる。
・ワンタッチで、テレビ電話をかけられる。
・テレビ電話中に、スマートフォン内の写真を親に共有しながら会話をすることができる。
・もしもという時の見守り機能「あんしんモード」を搭載。

「ちかく」アプリ 画面イメージ

1:親の生活リズム(起床・就寝、在室履歴、睡眠時間)の変化を確認することができる。(生活ログ機能)
2:親が普段どおりに起きてこないと通知が届く。(起床未確認通知機能)
3:親の操作なしでテレビ電話がつながり、部屋の様子を確認できる。(安否確認電話機能)

サービス提供開始日

2024年4月中旬以降

販売チャネル

全国のドコモショップ

提供価格

端末販売価格:3万円台を予定
月額利用料金:1,980円(税込)
※月の累計テレビ電話時間が180分超過後は音声通話のみになる。家型の端末1台と子側1アカウントでテレビ電話をすることが可能。
※ドコモ回線をご利用中のお客さまだけでなく、ドコモ回線をご利用でないお客さまにも上記金額で提供。


今後について

ドコモとチカクは、80代以上が10人に1人の時代に、「ちかく」を通して、離れて暮らす親子の新しいライフスタイルを提案するとともに、今後も超高齢社会におけるさまざまな社会的課題の解決に向け、革新的なサービスを開発・提供するとしている。

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ロボスタ編集部

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