アップフロンティア株式会社は、清水建設株式会社と共同で豊洲の街を俯瞰して見ることができる「豊洲Diorama Vision」を開発した。国交省「PLATEAU」をベースに、軽量化や海の表現を工夫して、豊洲をデジタルツイン3Dモデルで再現した。
「Diorama Vision」(ジオラマビジョン)はアップフロンティアが提供する、最新のARグラスで3Dジオラマからダイナミックに街の情報をチェックできる新視覚体験アプリだ。
この取組は清水建設株式会社が参画している豊洲スマートシティでの取組の一環であり、AR空間で近未来の都市散策を体験できるものとなっている。
豊洲の街を3Dジオラマのデジタルツインで再現
近未来的な感覚で豊洲を散策できるように、街全体を3Dジオラマで再現しており、スポット情報・おすすめの観光コースを表示し、ユーザーに豊洲の魅力を伝える。また音声案内機能も実装している。なお、ARグラスは2023年9月に国内販売が開始された、最新デバイス「Magic Leap 2」を採用している。
■【動画】【Magic Leap 2 用 観光促進3Dジオラマアプリ】Diorama Vision(ジオラマビジョン)
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国交省「PLATEAU」をベースに軽量化や海の表現を工夫
国土交通省が提供する「PLATEAU」を活用し、3Dジオラマを作成。最近できた建物はPLATEAUには存在しないので、個別に3Dモデルを作成して埋め込んでいる。また3Dモデルの軽量化、海の表現、ジオラマ土台作成などを行い、臨場感ある快適な3Dジオラマを提供している。
スポット情報の表示
ジオラマ上にあるスポットピンから、ユーザーは様々な施設を探索できる。ピンを選択すると、施設の詳細情報が現れ、観光案内ロボットが音声でどのような施設なのか案内してくれる。また、スマートシティ構想を支えるデータ連携基盤である豊洲都市OSとの連携により、リアルタイムで情報の登録/更新が可能だ。
おすすめの観光コースを表示
観光コースは5種類から選択でき、ユーザーの興味がある観光コースのレコメンドが可能。観光コースを選択すると、スポットを周るルート、移動手段・時間が表示され、観光案内ロボットがコースの特徴を音声で案内する。
今後の展望
同社は今後も技術の進化に先駆け、よりリアルで没入感のあるAR体験を提供していくと述べている。また、Diorama Visionは他の都市での展開も推進しており、地域の魅力をより広く知ってもらう機会を提供していくとのことだ。
Magic Leap 2:https://www.magicleap.io/ja-jp/magic-leap-2
PLATEAU:https://www.mlit.go.jp/plateau/