ホンダがメタバース内に共創型ゲーム『Tiny Hero』を公開 歩くスマホ や おぼんドローン など見たことのないモビリティたちが秀逸

Hondaの事業ブランドであり、エンジンやモーターなどの動力源で人々の生活を支える製品を展開するHonda Power Productsが、オンラインゲーミングプラットフォームのRobloxを活用したゲームコンテンツ『Tiny Hero』を2024年3月25日に公開した。

また、「誰かのために動かしたいもの」のラクガキを募集し、世界のα~Z 世代の夢を具現化する“Honda. Improbable Mobility.”の選出作品 8作も同日に発表。うち6作品は公開されたゲームコンテンツ『Tiny Hero』の中にも登場する。


グローバルキャンペーン“The Power of Empathy”を開始

Honda Power Productsは、誰かの力になろうとする人、そしてそのために何かを創り出そうとする人の力になるブランドを目指し、この度、グローバルキャンペーン“The Power of Empathy”(原動力は、ひとを想う気持ち。)を開始する。

そしてその想いと人々との共創に臨む姿勢をより多くの方に体感してもらうため、世界180カ国で4億人以上が利用するメタバースプラットフォーム「Roblox(ロブロックス)」を活用し、「誰かを助けるためにパワーを集め、様々なモノを動かす」オンラインゲーム『Tiny Hero』を公開。人々の身に起こるちょっとしたピンチを、様々なモノをモビリティ化しながら解決していくオリジナルのゲームコンテンツとなっている。

また同日には、昨年誰かのために動かしたいものが描かれたラクガキを募集した“Honda. Improbable Mobility.”キャンペーンにより、世界各国からの応募アイデアの中から選出された8作品も発表。「歩くスマホ」や「おぼんドローン」など、ひとを想う気持ちが原動力となって生まれたユニークなアイデアを元に、Honda Power Productsが3Dモデル化。このうち6作品が『Tiny Hero』の中で重要な役割を果たす「おたすけアイテム」として登場する。

さらに今回、Honda Power Productsとして初となる教育機関とのコラボレーションを実現。ファッション・服飾の専門学校である東京モード学園の学生との共創プログラムで、『Tiny Hero』オリジナルアバターコスチュームを制作。本プログラムで生まれたアバターコスチュームは、2024年3月27日より『Tiny Hero』内で無料配布(数量限定・配布数に達し次第終了)される。

また、『Tiny Hero』の公開に際して、「誰かの力になろうとする人、そのために何かを創り出そうとする人の力になる」ことを表現したグローバルブランドムービー“Inspiration”も公開。双方を併せて体験・視聴することで、Honda Power Productsブランドが“The Power of Empathy”(原動力は、ひとを想う気持ち。)を社会における存在意義として掲げていく姿勢を、幅広い人々に感じて欲しいとHonda Power Productsは述べている。


『Tiny Hero』について

『Tiny Hero』は、ゲームの世界からとある家の中へと迷い込んだ小さなアバターが、意外なモノを次々と動かしながら、ありふれた日常を送る住人たちのちょっとしたピンチを救いヒーローになっていくという、新感覚の Robloxゲームコンテンツ。

住人を助けるため、プレイヤーは家の中に点在するモビリティパワーを集め、その数に応じてさまざまなモノをモビリティ化し、行動範囲を広げていく。このモビリティパワーは全部で100ヶ所に設置されており、メインストーリーでエンディングを迎えた後もコンプリートするまでやり込むことが可能となっている。


プレイ方法

1:モビリティパワーを集める

家の中に点在するモビリティパワーを探し回ろう。


2:モビリティ化

集めたモビリティパワーでいろいろなモノを動かそう。移動も楽しめるし、難しい位置にあるパワーもゲットできるようになる。


3:住人たちのピンチを解決

部屋の中のさまざまなモノをモビリティ化しながら、家族一人ひとりの困りごとを解決しよう。


3:最終ミッション

住人たちのピンチを救っていくうちに、想定外の緊急事態が発生!?意外なモノを動かして、最後のミッションもクリアしよう。


“Honda. Improbable Mobility.”の選出作品

ひとを想う気持ちを原動力に生み出された、まだ誰も見たことのないモビリティたちとなる。

選出作品とその具現化ビジュアル

#1 『歩くスマホ』 Walking Smartphone (作:Shinji Yamadaさん)

【受賞者コメント】
動くのがだるくなってしまった人や疲れている人の下へ、自ら歩いて向かってくれるスマートフォン。
手足も付いているから、段差があってもだいじょうぶ。動かない時、手足は本体に収納されています。


#2 『感じるピアノ』 Sensing & Playing Piano (作:Kodai Kaiさん)

【受賞者コメント】
家の中の部屋を自由に移動しながら、人のそばに駆け寄ってきてくれます。
そうして向き合う人の気分を感じ取りながら、ハッピーになる音楽を奏でてくれます。


#3 『カメラまん』 Photographing Camera (作:Jun Kosakaさん)

【受賞者コメント】
七五三で神社へ参拝に行き、娘の晴れ姿を写真に収めました。
他にも多くの家族で混み合う中、三脚を立てて撮影するのは相当な重労働です。
そんな時、もしカメラが自ら動いて撮影してくれたら…?
助かるだけでなく、おもしろいなと考えました。


#4 『スマコン』 Smart Air Conditioner (作:Bui Bao Anさん)

【受賞者コメント】
上に竹のプロペラが付いた、スマートなエアコンです。
暑い場所にも寒い場所にも自ら飛んでいって、人々を助けることができます。
太陽電池で充電可能です


#5 『おぼんドローン』 Drone Tray (作:Kotaさん)

【受賞者コメント】
自動で料理を運んでくれるおぼんです。
ママがご飯の用意をして運ぶのが大変なので、それを簡単にしてあげられたら良いなと思いました。
おぼんから手が生えていて、プロペラで空を飛べます。


#6 『ゴミを拾うゴミ箱』 Pick-Up Bin (作:Naoya Kadaさん)

【受賞者コメント】
捨てたいゴミがある人や、ポイ捨てされたゴミのところまで移動し、
自分からゴミを拾い上げ回収することでキレイにしてくれます。


#7 『空飛ぶ家』 Flying House (作:Kenta_Rolamoさん)

【受賞者コメント】
いつもはごくふつうの一軒家。
ただし災害や天変地異が起こったときは、家ごと逃げられる家です。


#8 『みどりのランドセル』 Green School Bag (作:Ayane Satoさん)

【受賞者コメント】
いつもきれいなさんそをすうことができて、まるで森の中をあるいているようなランドセル。
太陽の光と水とにさんかたんそで光ごうせいをします。

東京モード学園コラボレーションの経緯/受賞者コメント



コラボレーションの経緯

Honda Power Products が、“Power of Empathy”キャンペーンを通じてメッセージしていく共創/共育の理念と、東京モード学園が目指す、学生たちの社会体験獲得を志向したプロジェクト型インターンシップの思想が合致したジョイントプログラム。

その初めての取り組みとして、今回は“Tiny Hero”のためのオリジナルアバターコスチュームを、東京モード学園に所属する現役学生と共創。2024年3月27日より、『Tiny Hero』のメインストーリーでエンディングを迎えたプレイヤーを対象に、数量限定の先着順で配布する。

受賞者コメント

ファッションデザイン学科3年 Tei Sinyoung さん

私自身ゲームやメタバースが好きだったため、今回のプログラムにはとても楽しく参加できました。ゲームの中のアバターが現実世界に小人として出現し、ちっぽけなヒーローになるという“Tiny Hero”のコンセプトをどう体現するか、また、どんな 3D アバターのコスチュームを攻略特典として受け取るとユーザーは嬉しいかを想像しながら、デザインを考えました。ファッションとメタバースを掛け合わせることで新しい可能性が生まれることを感じる、良いきっかけとなりました。


ブランドムービーについて

The Power of Empathy(原動力は、ひとを想う気持ち。)を体現するグローバルブランドムービー“Inspiration”を同時に公開た。

街で見かけた老人の姿に、思いを巡らせる少年。そんな少年の行動と、そこから生まれる奇跡を追いかける物語となっている。


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ロボスタ編集部

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