株式会社 Beyond AIは、女性向けヌーベルスタイルマガジン『GIANNA』(ジェンナ)において、同社がAIで生成したモデルを起用した広告写真を掲載した。この写真はYM JEWELRYの広告で、モノクロ写真で女性を捉えたもの。この女性はAIが生成したモデルで実在しない。モデルの手配や撮影には多くの手間と時間、人員、コスト等が必要だが、生成AIの活用によって、クリエイティブ業界にも大きな変革が起きようとしている。なお、同社はこの技術を『写真AI』と呼称している。
掲載されている雑誌『GIANNA』はタレント・生見 愛瑠(めるる)さんが表紙の3月28日(木)発売号。YM JEWELRYの広告は10ページに掲載されている。
『写真AI』とは?
『写真AI』は、最先端のAI技術を用いてオリジナルAIモデルのほか、デザインの生成も行う。衣装やアクセサリーなど、商品や背景などを自由に組み合わせて、高品質の広告写真を提供するもの。
これにより、従来必要とされていたカメラマン、モデル、ヘアメイク、デザイナーの手配や、スタジオやロケ地での撮影が不要となり、大幅なコストダウンやリソースの削減を実現する、としている。
なお、下記の「Beyond AI」の画像に写る6人もすべて『写真AI』で制作したもので、全員が実在しないAIモデル。
YM JEWELRYの広告写真を制作
Beyond AIは「瞬間を照らす私たちは、本物のジュエリーをもっと気軽に多くの⽅々に楽しんでもらいたい」という想いから、生まれた新しいジュエリーブランドYM JEWELRYの広告に、『写真AI』オリジナルモデルを提案した」という。作品は美しいジュエリーの魅力が伝わる仕上がりになっている。
『写真AI』は雑誌・広告業界からの注目度が高く、今後さまざまなジャンルの広告写真を展開することを予定している。