水田用「除草ロボット」受注開始 自動運転と遠隔操作に対応、圃場に入らず除草作業を省力化、有機米の生産を支援
2024年7月12日
By ロボスタ編集部
株式会社ソルトフラッツは、有機米の生産に欠かせない初期除草の省力化を目的とした自動除草ロボット『SV01-2025モデル』(2025年モデル)の受注を開始した。『SV01』は使いやすさを追求し、GPSを利用した自動走行と、ラジコン操縦による手動での作業走行もできる。
圃場の中ほどはGPS自動走行に対応。畦の際はラジコン操縦で行うことが出来るため きめ細かな除草が可能。
サスペンションを備えたホイールと上下にストロークする除草装置を備え、高低差がある圃場でも安定した除草効果を発揮する。また、初期に詰めて除草作業を行うことで効果が高くなるという。
受注生産で価格は税込858,000円。2025年モデルは埼玉県、群馬県、千葉県、栃木県、山梨県、茨城県、新潟県の一部エリアでの販売(販売エリアは順次拡大予定)。
稲の成長に合わせ圧力と速度の調整が可能な今までにない新機構の除草装置を装備。
稲への負担は最小限に抑え雑草を浮かせる。
■自動除草ロボットSV01-2025の受注を開始しました
新潟食糧農業大学 吉岡俊人教授のコメント
吉岡俊人教授
『SV01』の除草装置は、人の指のような形をしたワイパーです。そのワイパーを左右に動かして田面を撹拌し、雑草を根浮きさせます。大学の実験水田では、土壌表面をマットのように覆っていた「マツバイ」(小型の多年生水田雑草です)を根浮きさせることができました。
関連サイト
株式会社ソルトフラッツ 製品ページ
株式会社ソルトフラッツ 製品ページ
関連記事
JA全農ぐんま AIを活用したキュウリ収穫ロボットをAGRISTからレンタル導入 スマート農業の先駆け的な取り組み
NTTが農業向け「高精度位置情報サービス」RTK提供業務を受託 自動運転ロボット田植機や農業ドローンの活用や普及に
デンソーが全自動収穫ロボット『Artemy』(アーテミー)を欧州で受注開始 ミニトマト向け 自動運転とAIの技術を投入 実演デモを公開
テムザック新型『雷鳥1号』(播種対応モデル)を開発 複数台の群れで動き、効率的に種まきを行うことが可能
スマート農業 関連記事【ロボスタ】
JA全農ぐんま AIを活用したキュウリ収穫ロボットをAGRISTからレンタル導入 スマート農業の先駆け的な取り組み
NTTが農業向け「高精度位置情報サービス」RTK提供業務を受託 自動運転ロボット田植機や農業ドローンの活用や普及に
デンソーが全自動収穫ロボット『Artemy』(アーテミー)を欧州で受注開始 ミニトマト向け 自動運転とAIの技術を投入 実演デモを公開
テムザック新型『雷鳥1号』(播種対応モデル)を開発 複数台の群れで動き、効率的に種まきを行うことが可能
スマート農業 関連記事【ロボスタ】
この記事を読んだ人におすすめ
- NTTが農業向け「高精度位置情報サービス」RTK提供業務を受託 自動運転ロボット田植機や農業ドローンの活用や普及に
- アンドロイドアバター「Yui」とVRゴーグルで「視聴覚の共有による臨場感」を実現 操作者の表情をアバターで再現 電通大と東京電大
- アバターの社会進出について議論「サイバネティック・ビーイング・シンポジウム2024」開催へ 慶應大 南澤教授ら登壇 ムーンショット型研究開発
- ロボットを遠隔操作する担当者のマッチングサービス提供開始を見据えユーザーエクスペリエンス検証を実施 リモートロボティクスら
- 多機能型農業ロボット『雷鳥2号』を発表 アタッチメントの付け替えで耕起・収穫なども完全電動で可能 テムザック
PR
注目のロボット
注目のロボット企業
チャンネル登録
Posting....