パンチや投げ技などで相手ロボットを倒す二足歩行ロボット格闘競技大会「ROBO-ONE」神奈川で9月21日~22日に開催

二足歩行ロボット協会は、ものづくり技術の向上と二足歩行ロボットの普及を目的とした二足歩行ロボット格闘競技大会「MISUMI presents 第43回ROBO-ONE」を2024年9月21日・22日に神奈川県立青少年センターにて開催する。

22日開催する決勝トーナメントは神奈川県立青少年センターが主催する青少年のためのロボフェスタ内での開催となり、大会中に子供たちによるロボットの操縦体験も実施する。

ROBO-ONEとは

ROBO-ONEは2002年より年2回開催されている二足歩行ロボットの格闘技大会。パンチや投げ技などで相手のロボットを倒す。

予選バトルは2分1ラウンド・3ダウン制で、ベスト32に残ったロボットが決勝に進出する。決勝では、予選バトルで勝ち残ったロボットに加え、各地方で実施されている認定大会で優勝したロボットやランキング上位のロボットが合計48台が参加するトーナメント方式となり、3分1ラウンドで先に3ダウン奪ったロボットが勝利する。

参加者が独自に設計したロボットに動作をプログラミングし、多彩な技で優勝を目指す。リング上を高速に歩き回るロボットからダウンを奪うのは簡単ではなく、選手同士の駆け引きも見どころの一つである。

尚、参加申し込み台数は国内77台、海外44台の計121台にのぼる。


第42回ROBO-ONE(パンチを出すロボット)

第42回ROBO-ONE(8台のロボットが一斉に戦うランブル競技)

ROBO-ONEの魅力

参加者は1台のロボットを作成するために、自身で設計し、材料を加工、組み立て、プログラミングを行う。完成までに数か月から1年以上かかる場合もあり、機構や電気関連など多彩な技術、知識を得ることができる。最近では自律型ロボットも増えており幅広い技術が必要となっている。また、苦労して完成させたロボットが必ず強いロボットになるとは限らず、実際のイベントでは一回戦で敗退してしまうということもあるが、負けたことで諦めず、自身のロボットをブラッシュアップさせていくことで、さらに技術力が向上する。

ROBO-ONEでは、試合中に向き合えば敵同士だが、試合の合間、懇親会、SNSなどでは選手同士の情報交換が盛んにおこなわれている。また、学生の授業やサークル活動により、友達同士、先輩から後輩へ受け継がれていく技術もある。表から見える格闘技イベントだけではなく、ロボットの設計を始めた段階から、参加者それぞれにドラマがあり、成長していくところもROBO-ONEの大きな魅力でもある。

開催概要

主催 一般社団法人二足歩行ロボット協会
共催 神奈川県立青少年センター
特別協賛 株式会社ミスミグループ本社
一般社団法人二足歩行ロボット協会会員
特別会員 近藤科学株式会社
株式会社人工知能ロボット研究所
ロボットゆうえんち/株式会社MANOI企画
一般会員 ヴイストン株式会社
株式会社オリジナルマインド
協賛会員 大阪屋商事株式会社
司会・実況・ゲスト 司会:愛來 あゆ 氏
実況解説:岡本 正行 氏(ロボットゆうえんち)
特別ゲスト:先川原 正浩 氏(千葉工業大学未来ロボット技術研究センター室長)


入賞ならびに賞金
優勝 賞金30万円
準優勝 賞金10万円
3位 賞金5万円
技術賞 賞金5万円
デザイン賞 5万円
大技大賞 5万円
自律ロボット賞 5万円
ミスミ賞 賞金10万円とミスミ商品5万円分
協賛企業賞 協賛企業からさまざまな賞品が贈られる


スケジュール

2024年9月21日(土) ROBO-ONE 予選バトル

10:00 オープニング
10:15 ROBO-ONE 予選バトルトーナメント
12:20 休憩
13:20 ROBO-ONE 予選バトルトーナメント
18:00 予選終了

2024年9月22日(日) ROBO-ONE 決勝トーナメント

10:00 オープニング
10:15 ROBO-ONE 決勝トーナメント一回戦
12:20 体験操縦
12:35 休憩
13:20 ROBO-ONE 決勝トーナメント 3回戦まで
14:10 体験操縦
14:25 ROBO-ONE 決勝トーナメント 準々決勝/準決勝
15:00 お楽しみ抽選会
15:15 体験操縦
15:30 ROBO-ONE 決勝トーナメント 3位決定戦/決勝
16:00 スペシャルタイム(国別ランブル)
16:30 表彰式
17:00 大会終了

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ロボスタ編集部

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