エプソン販売株式会社は、水平多関節を持つ産業用スカラロボットの新商品『GXシリーズ』に対応したコントローラー『RC800-A』、ティーチペンダント『TP4』、「Tシリーズ」「LSシリーズ」「GXシリーズ」の食品製造機械での使用が認められている食品グリス仕様の3モデルを追加し、2024年9月17日より受注開始したことを発表した。
ロボットの動きを制御するための装置、コントローラの新商品『RC800-A』は、顧客のニーズが高い「コンベヤートラッキング」の精度向上や、力覚センサーボードを標準搭載することで、より自由度の高いシステム構築ができるようになった。
コントローラ・オプションのティーチペンダント『TP4』は、2024年8月に提供開始しているエプソンロボット統合ソフトウェア「Epson RC+8.0」を内蔵し、パソコンなしでもプログラム開発が可能となっている。また重さ1.2kgに軽量化し、顧客の負担を軽減する。
自動化ニーズが高まる食品製造業向けには、食品グリス仕様モデルを投入。3モデルのラインアップによりさまざまな食品製造工程における自動化を支援し、労働人口減少といった社会課題解決に貢献していく考え。
新商品の主な特長詳細
コントローラー『RC800-A』
■コンベヤートラッキングの精度向上や自由度の高いシステム構築でお客様のさらなる使い勝手を向上
RC700系とRC90系に分かれていたコントローラーをRC800系に統合し、上位互換化したことで顧客の機種選定時のわかりにくさを解消した。さらに、コンベヤー上を高速で流れる部品・製品を素早くつかみ配置するコンベヤートラッキングの精度を向上した。顧客のニーズが高いコンベヤートラッキングの精度を上げることで、生産性向上に貢献できるとしている。
また、力覚センサーの測定データを反映するまでの時間を短縮。より自由度の高いシステム構築が可能となった。
ティーチペンダント『TP4』
■重さ1.2kgの軽量化により作業時の負担を軽減。さらに低消費電力化により環境負荷低減
現行機「TP3」の重さ1.5kgに対し『TP4』は1.2kgと0.3kg軽くなり、作業時の負担を軽減。さらに、消費電力量は「TP3」の25Wから15W以下へ削減。環境負荷低減にも貢献する。
食品グリス仕様モデル
■食品工場で使用可能な食品グリス仕様モデル。自動化による衛生面でのリスク低減
食品製造機械での使用が認められている食品グリスを使用。さらに食品グリスの飛散を防ぐためにじゃばらを装着することで、異物混入を防ぎ、衛生面でのリスク低減に貢献します。(NSF Internationalに認証登録されたH1グリスを使用)。
3モデル7機種のラインアップを用意
可搬質量やアーム長の異なる3モデル7機種の豊富なラインアップを用意。顧客の工程、扱う食材に合わせて選ぶことができる。
エプソンのロボット設計者が沖縄工業高専で出前授業 6軸ロボットと力覚センサーで惣菜盛り付け工程の自動化など学習
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エプソン ロボットの公式サイト
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