ユニキャストは、茨城県の日立駅直結の絶景天空カフェ「SEA BiRDS CAFE」にて、飲食業界が直面する人手不足問題に革新的な解決策を提供する下げ膳サービス「MOTTETTE」の実証実験を開始したと発表した。
今回の取り組みは、業務効率化とおもてなしサービスの向上を目指し、未来の飲食店運営をサポートする新たな一歩になるとしている。
実証実験の背景
飲食業界では、「人手不足」や「人件費の高騰」が深刻化し、配膳ロボットの導入が進む中、ユニキャストは単なるロボット販売にとどまらず、独自のソフトウェアと組み合わせたシステムでお客様のニーズに応えるソリューションを提供している。
今回、SEA BiRDS CAFEとの協力により、スタッフの業務負担が大きい「下げ膳」に着目し2週間の実証実験を実施。来店客からのフィードバックを基に、「MOTTETTE」がどのように業務効率化を進め、さらなるサービス向上に寄与するかを検証する。
実証実験の目的・狙い
「MOTTETTE」による下げ膳作業の自動化で、スタッフの負担を大幅に軽減し、接客やおもてなしに専念できる環境を整えることが実証実験の狙いでとしており、来店者の協力を得て以下の効果を目指す。
1:スタッフの業務負担軽減
下げ膳作業の一部をロボットに任せ、スタッフが本来の接客業務に集中できる環境を提供。
2:おもてなしサービスの向上
スタッフがよりお客様に寄り添ったサービスを提供し、飲食体験全体の満足度向上を目指す。
下げ膳ロボット「MOTTETTE」のサービス概要
・各テーブルに配置しているQRコードを、来店者のスマホで読み取る
・来店者はQRコードで呼び出した画面から「ロボットを呼ぶ」をタップ。
・ロボットが当該テーブルまで来たら、来店者が食器をロボットに乗せる。
・ロボットのタブレットに表示された完了ボタンをタップ。ロボットがキッチンに戻る。
今後の展望
ユニキャストでは、「MOTTETTE」を通じて、飲食業界全体における業務負担の軽減と、より高品質なおもてなしサービスの提供に貢献を貢献したいと考えており、本実証実験の結果を基にさらなる改善や新たな機能を追加し、より多くの飲食店で導入可能なソリューションを目指すとしている。
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