アバター遠隔接客サービス「KSIN」が道の駅日立おさかなセンターで実証実験を実施 雇用機会創出の可能性等について検証

円谷フィールズホールディングス傘下のデジタル・フロンティアとユニキャストは、両社で共同開発したアバター遠隔接客サービス「KSIN」が、ユニキャストの本社がある茨城県日立市役所の観光物産課の協力を得て、日立市みなと町の「道の駅日立おさかなセンター」で実証実験を行った。

商業施設や観光スポットでアバター遠隔接客を行うことによる観光誘致・物産販売の促進および新しい働き方による雇用機会創出の可能性等について検証した。

アバターは注目を集めやすいという結果に


実証実験の結果、アバターの前を通過したお客様のうち約12%の利用客とコミュニケーションを実施。

特に子ども連れの家族や市外のお客様からの反応が良好であったことと、直接の会話はなくとも、多くのお客様がモニターの前で足を止めるなど、商業施設や観光スポットにおいてアバターは注目を集めやすいという結果となった。

今後も商業施設や観光スポットでの実証実験を行い、観光案内や問い合わせ窓口としての導入を目指すとしている。

また、モーションキャプチャーを活用した耳の不自由なお客様への手話対応や、AIを活用した訪日外国人への外国語対応など、利便性の高い機能の開発も続けてるとしている。

本実証実験の概要

日時 2024年5月18日 10時〜16時
場所 道の駅 日立おさかなセンター(茨城県日立市みなと町5779-24)
協力 日立市役所観光物産課
方法 日立市内にあるユニキャストのオフィス内から、道の駅 日立おさかなセンター内に設置したアバターを操作し、お客様とコミュニケーションを実施
目的 観光地におけるアバター遠隔接客のデモ、アバター接客における観光誘致施策のテストマーケティング、在宅や遠隔地からの勤務・雇用機会の創出の検討など


道の駅 日立おさかなセンターとは

日立市南部の久慈漁港にほど近い所にある、地魚を中心とした「魚介」を取り扱う道の駅。“魚市場スタイル”の店内には、地元久慈・川尻・会瀬・河原子などの港で水揚げされた新鮮な旬の魚介が所狭しと並び、週末には多くの観光客を迎える“観光情報発信の拠点”として賑わっている。

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ロボスタ編集部

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