元F1レーサーとAI が対決?自動運転フォーミュラカーによるデモレース開催 スーパーフォーミュラ最終戦 鈴鹿で
全日本スーパーフォーミュラ選手権(SUPER FORMULA)を開催する株式会社日本レース プロモーション(JRP)は、11月9日(土)・10日(日)に鈴鹿サーキットで開催される「SUPER FORMULA 第8戦、第9戦 JAFグランプリ」の大会期間において、自律走行車のフォーミュラカーによるデモレースを行うことを発表した。
レースは「AI対AI」だけでなく、元F1ドライバー ダニール・クビアト選手による「AI vs HUMAN」(AI 対 元F1ドライバー)のセッションも用意される。
JRPがパートナーシップを締結しているASPIRE社が自律走行車とAIの研究開発を通じて立ち上げた中東初の自律走行レースリーグ「Abu Dhabi Autonomous Racing League」(A2RL)のデモンストレーションとして実施する。
自律走行フォーミュラカーレース「A2RL」とは
「A2RL」は、SUPER FORMULAで採用しているレース車両とタイヤを使用する。具体的にはダラーラ社製のシャシー「SF23」と、横浜ゴム製のカーボンニュートラルタイヤ。これは、ASPIRE社が準備する車両とベースソフトウェアに、チームそれぞれが開発した自律走行ソフトウェアとアルゴリズムを追加で搭載し、レースを通してその技術を競う、世界最高峰の自律走行レースとなっている。
「A2RL」の決勝レースは、2024年4月27日(土)にアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで初めて開催された。世界中から8チームが参戦し、ドイツのTeam TUMがA2RL初代勝者となった。8台のマシンはハイレベルな自律走行を披露しただけでなく、1台のマシンにアクシデントが起きた時に、他のマシンがそれを適切に回避するなど、確実にその技術力の高さと将来性を世界に印象づけた。
JRPはA2RLシリーズに対して、シャシーの「SF23」やタイヤの提供、およびレース運営など、ハイクオリティなレースの実現に対して様々なサポートを実施している。今回この素晴らしい自律走行レースのデモレースを共に実施することで、11月9日(土)・10日(日)に開催される「SUPER FORMULA最終戦」の盛り上げに繋げ、世界をリードする自律走行車両の開発と改良に貢献するとしている。
■A2RL Final Race Highlights
デモレースの日程「AI 対 AI」「AI 対 HUMAN」
デモレースは土日両日SUPER FORMULAの予選後に実施される。
2台の「AI対AI」の自律走行に加え、「AI対HUMAN」のセッションも予定。HUMANのドライバーは、元F1ドライバーのダニール・クビアト選手。
11月9日(土) :10:10~10:40(AI対AI)
11月10日(日):10:20~10:50(AI対HUMAN)
また、クビアト選手は、ピットウォークやイベント広場でのトークステージにも参加予定。
今シーズンのスーパーフォーミュラのチャンピオンが決まるSUPER FORMULA 第8戦、第9戦 JAFグランプリは、レースだけでなくイベントでも見どころが満載。詳しくは大会光式サイト等をチェック。
Abu Dhabi Autonomous Racing League(A2RL)公式ウェブサイト:https://a2rl.io/
■Abu Dhabi Autonomous Racing League
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神崎 洋治神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。