トラックとフォークリフト各1台、運転士の運用費用を削減 自動搬送サービス「eve auto」を日立ビルシステム水戸に導入

eve autonomyが提供する自動搬送サービス「eve auto」が、エレベーターやエスカレーターの設計・製造を行なっている日立ビルシステム水戸事業所に導入された。
その結果、トラック1台とフォークリフト1台、およびそれぞれの運転手にかかるコストの削減を実現した。


eve auto導入の狙いと効果

日立ビルシステム水戸事業所で稼働するeve auto

エレベーターやエスカレーターの部品には大型のものが多く、トラックで搬送する必要がある。入荷場所から各建屋へはトラックとフォークリフトを使用して搬送していたが、トラックの運用費用やフォークリフト作業員の人件費などのコストが多くかかっている点が課題となっていた。

この課題に対し、自動搬送サービス「eve auto」を導入し、トラック1台とフォークリフト1台、およびそれぞれの運転手の費用分を削減したとしている。


自動搬送サービスeve autoについて

eve autonomyは工場や物流施設向けに、主に屋外における事前の設備工事を必要とせずに自動搬送システムの導入を実現するソリューション「eve auto」を提供している。

屋外環境においては、段差や坂道などの路面環境に加え、雨や日照の天候条件など、屋内より厳しい環境での運用が求められる。

自動運転EVを活用した屋外対応の自動搬送ソリューション「eve auto」

eve autoは、高い信頼性により全国で活用されているEVカートと、一般公道においても活用される最先端の自動運転技術を活用し、雨天や夜間でも工場等の敷地内屋外環境で自動運転レベル4での1.5tまでの無人搬送運用を実現しているため、24時間稼働が求められる施設での運用も可能。製造業をはじめ、物流業、石油化学プラントなど様々な業界で既に導入され、40拠点以上で約70台の導入実績があある。

主要スペック
製品名 eve auto FG-01
寸法/重量 全長2,275×全幅1,105×全高1,885(mm)/483kg
最大牽引重量/積載重量 1,500 kg/300kg
駆動方式/バッテリー DCモーター/リチウムイオンバッテリー(スペア交換可能)
最大走行速度 手動運転時19km/h、自動運転時10km/h
最大登坂性能 9.6度(17%)無負荷・手動運転時、 6.8度(12%)積載300kg・自動運転時
安全機能 レーザーセンサーによる障害物検出と停止、バンパーセンサー、緊急停止スイッチ
自動運転機能 自動運転レベル4(自律移動、交差点横断・右左折、障害物検出による一時停止)
主な管理機能 FMS(フリートマネジメントシステム):PC、タブレットで利用可能なクラウドシステム
走行ルート設定、停留所設定、ステータス監視、走行開始・停止制御
設備連携機能 eve auto connectによる自動シャッター連携、信号機連携、パトランプ連携 等


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ロボスタ編集部

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